ペリカン時代「サケとウタの日々、第8夜」に
足をお運び下さりグラシあ~っす!


金谷ヒデユキ


今回、産まれて初めて「ネタ」と「音楽」を、
一回のライブの中で、ミックスしてやってみました。

今まで、ネタはネタ、音楽は音楽って分けてたんだけど、
せっかく「サケとウタの日々」ってタイトルも付いてる事だし、
音楽と笑いのカクテルLIVE。

12年前ひとりで旅をしながら、全国の路上で唄ってた頃の歌。

10年前にJAFのメンバーと出逢って、
3人でライブハウスを回って唄った歌。

6年前、何故かミュージカルに出演して、
芝居の最中に唄った歌。

3年前、世間を揺るがすニュースに心動かされ、
10年間の封印を解いて、作ってしまった替え歌の数々。


金谷ヒデユキ



最近、ちょっと絵を見に行く事にハマってるんだけど、
画家の人たちも、それぞれ時代によって、
作風が変わってたりするんだよね。

「着衣のマハ」「裸のマハ」で有名なゴヤも
時代によってずいぶん違って、
後半の絵は結構ツッコミどころたっぷりな絵が多い。

子供のお尻の穴に思いっきり息吹き込んで、
それが口からピューーーーーって出てる絵とか。

何やってんだ、ゴヤ!
子供にそんなことしちゃダメだよ、ゴーヤ!

って心でツッコミを入れながら見ると
面白い絵がいっぱいある。


ピカソも、抽象画描く前には
青ばっかりで描いてる「青の時代」があったりする。

それに無理矢理なぞらえるならば、
お笑いを全部辞めて、
まったくのゼロから道端で唄い出した頃が
金谷ヒデユキの「青の時代」

青臭っさーい。

で、再びネタをやり出して、
地獄っぽい内容の「黒の時代」

ちょっとブラックー。

気分がハイになるクスリをテーマにした「白の時代」

ハイハイハイハイハイハーイ。

いろんな色を混ぜ合わせたカクテル
と言えばオシャレだけれど、
いろんな酒を混ぜ合わせたチャンポン
だったら悪酔いさせちゃったかも。


全国の路上で唄っていた頃を思い出したら、
また旅に行きたくなって来た。

北九州で出逢ったシンナーで歯がなくなってる少年。

名古屋で出逢ったティッシュ配りの兄ィちゃん。

川崎の「暴れる業界」の方。

全国各地で出逢った沢山の人たち。


また、どこかで会いたいよ。


金谷ヒデユキ


と、思っていたら、ライブ後
「昔、埼玉の路上で唄ってるの見ました」
と声をかけられました。

路上以来の再会。

最後にすべては繋がるみたいです。
ひねくれてても。