映画を見ようと思ったのは久しぶり
自分では絶対に見ようとは思わなかった映画
でも、、見始めたら
始まって数分後には涙が止まらなくなって
ずっとずっと泣いてしまう映画だった
キッカケは
心動かす映像やストーリーは何かを
研究するつもりだった
でも、心の琴線に触れるのは
多分、人として不器用で情けなくて汚くて
理不尽で痛くて辛くて苦しくて
それでも人を守ろうとする健気さなのかなと
思った
子どもは親を選んで生まれてこれない
その親ですら傷を抱えていて
人としてはクズだけど
弱い存在を守れることで自分の心を癒して
クズなやつが見せる
ほんのひとしずくの優しさのかけらが
やるせなくて
可哀想で
抜け出せなくて
もがいて
やるせなくて
愛情を受けて育てられなかった親が
自分の子どもにも愛情の注ぎ方がわからない
それでも同じく虐待されて育った男が
たったほんの少し感じた親の愛情を覚えてて
自分を虐待してきた母親に
言い返したことで逆にそれに傷ついて
同じく虐待されていた子を救ってあげようと
不器用にがんばろうとする
そして生きていくにはお金がいる
一度落ちたらまともに働くのは難しくて
それでも家族を守るには働こうと
自分が受けられなかった愛情を
自分が与えることで追体験しているようで
そういった心の動きを感じるようで
見ていて何度も何度も泣けてきました
悪いことをしたら償わないといけない
それでも子どもを救うために犯した罪
なんとか、なんとか、
もうこのまま幸せになってほしい
そう思っていたけど罪は罪で…
それでも、罪を償って
最後の最後で
すべてを回収して
ドラマカーブとか
クライマックスとか
学んだことで解説することすらもったいない
最後の最後まで涙が止まらない
名作でした