#501 オリックス・バファローズ | 漂流バカボン

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何か適当なテーマを自分で決めて自分で勝手に述べていこうという、そんなブログです。それだけです。

さて、2017年が始まりました。

 

遅まきながらですが、あけましておめでとうございます。

 

今年最初のテーマは、自分の贔屓にしているプロ野球チームの話題です。

そのチームとは・・・

 

「オリックス・バファローズ」です!

 

オリックス・バファロースは、2004年にオリックスブルーウェーブと、大阪近鉄バファローズが合併して作られた球団です。

 

 

 

自分が関西に移住してきた年はちょうど、阪急ブレーブスがオリックスに譲渡された年で、新しいフランチャイズである「グリーンスタジアム神戸」もこの頃完成しました。

 

当初は「オリックス・ブレーブス」という名称でしたが、ほどなく「オリックス・ブルーウェーブ」と変更され、グリーンスタジアム神戸をフランチャイズ球場とし、神戸のプロ野球球団として存在していました。

 

自分は、1990年代前半の頃はそれほどプロ野球には関心がなかったのですが、神戸に住む者として、時々この「グリーンスタジアム神戸」に足を運んで、オリックスの試合を観戦していました。

 

別にファンというほどでもなく、ただこの「グリーンスタジアム神戸」という球場が、神戸の郊外にあり非常に気持ちのいい球場なので、退屈しのぎに行く事が多かったと思います。

 

その後神戸の震災があり、そして「がんばろうKOBE」をスローガンにしたオリックスの1995年のリーグ優勝、1996年の日本一には、神戸市民として嬉しかったのを覚えています。

 

 

 

しかし、その後オリックスは長い長い低迷期に入り、毎年ほとんどBクラスの常連となりました。

1996年を最後に、リーグ優勝すらかなわず、すでに20年が経過しました。

 

これは、プロ野球12球団で今、「一番前回の優勝から遠のいている」記録になっています。

(昨年までは広島カープがその記録を保持していましたが、見事に優勝・日本一に輝きましたからね。)

 

その間に、天才打者イチローの登場と大リーグ挑戦、先ほども書いた近鉄との合併など、球団にも色々な事がありました。

 

しかし、実はこの時期は、自分はほとんどプロ野球そのものから関心が離れ(というか、仕事中心の生活で、野球を観る習慣が完全になくなってしまい)、この時期のオリックスについての知識はほとんどありません。

 

 

 

ちなみに、関西には、オリックスよりも遥かに人気のあるセリーグ球団、「阪神タイガース」が君臨しています。

 

よく、関西では、冗談半分で「阪神ファンにあらずば人にあらず」的な空気になる、と言います。

 

現に、関西に住んでいると、阪神ファンの多さ、テレビ番組やスポーツ新聞、マスコミでの阪神の注目度の高さは驚くほどです。

 

しかし自分は、この「阪神ファン」には、なり切れないのです。

 

もちろん阪神タイガースも地元の球団ですし、嫌いではないのですが、おそらく自分が幼少期をずっと東京で過ごし、大学時代からはじめて関西で生活するようになったという事実が、ちょっと阪神ワールドに入り込めない原因になっているような気がします。

 

 

 

そんな自分が、2009年頃、久しぶりにプロ野球でも観に行こうと思って向かったのが、「神戸グリーンスタジアム」のオリックスの試合でした。(その当時は「スカイマークスタジアム」という名前に変わっていましたが)

 

久々に見るプロ野球の試合は、球場の広々とした開放感や、選手のはつらつとしたプレーに結構楽しませてもらいました。

試合は確か対日ハム戦で、オリックスがダルビッシュ投手に完膚なきまでに抑え込まれ、一方オリックスの投手陣は打ちこまれ、11-0で敗れるという散々なものでした。

 

ただ、この試合をきっかけに、自分は野球場で野球を観る楽しさに目覚めてしまいました。

それから折に触れて球場へ向かいましたが、やはり足が向くのは「スカイマークスタジアム」。

 

現在はオリックスも京セラドームを主たるフランチャイズにしていますが、当時は結構神戸での試合も多く、一番自分が地理的に行きやすいのと、この球場の開放感が気に入っていたために、自然とオリックスの試合を観る機会が増えてきました。

 

そうなると、やはり単に見るだけではなく、オリックスというチームを応援しながら見た方が楽しいだろう、と思うようになり、震災の頃のオリックスの記憶も相俟って、翌2010年からはファンクラブにも入会し、そうして自分は段々とオリックスファンになっていきました。

 

 

 

 

さて、ちょっと長くなってしまいましたが、それから自分はずっと「オリックス・バファローズ」のファンであります。

 

ただ、ご存知のように、自分がちゃんとしたファンになった2010年からの7年間のリーグ順位は、決して褒められたものではありません。

 

5位、4位、6位、5位、2位、5位、6位。

 

2014年だけ、燦然と(?)輝く2位がありましたが、その他はすべてBクラス。

 

これだけ「勝てないチーム」を長く応援していると、それなりの心構えも出来てきます。

 

例えば、順位について。

強いチームのファンなら、自分が応援しているチームが4位とか5位にいると、「何でやねん!」ときっと思う事でしょう。

 

自分は違います。5位になったら、下にもう1チームいる事で、凄く安心感が芽生えます。

4位などなろうものなら、ウキウキです。

 

そして、もし万が一、3位なんてところに上がった際には、逆に今度は不安感が襲ってきます。

「こんなはずはない」と。

「いつまた定位置に戻されるのだろう」と。

 

事実、2014年を除いては、シーズン途中に3位という位置に来ることすら稀なオリックス。

何か、下から無理に持ち上げられているような、フワフワとした感覚になります。

 

また、ゲームの中でも、チャンスのシーンでも「どうせ凡打でチェンジだろうな・・・」などのネガティブ発想が止まらなくなり、心のどこかで、「このチームなら負けてもしょうがない」と、変な防御機構が発動するようになってしまいました。

 

 

そんな自分ですが、毎年、この時期になると、「今シーズンこそはひょっとすると・・・」と思ってしまうのです。

 

その意味では、自分(を含めオリックスファン)は、この時期が一番幸せなのかもしれません。

 

しかし、何しろ昨年はオリックスバファローズ、「最下位グランドスラム」という不名誉な記録を打ち立てています。

 

オープン戦最下位、リーグ戦最下位、交流戦最下位、2軍最下位。

 

言ってみれば、これ以上悪くなりようのない状態。

株価でいうと底値。

 

そんな今年は、自分達オリックスファンの度肝を抜くような快進撃を、やはり期待してしまうのです。

 

 

オリックスバファローズの大阪でのフランチャイズ球場は、京セラドーム大阪。

関西唯一のドーム球場です。

 

 

オリックスのファンや応援団は、これは合併球団だからかもしれませんが、よく言えば自由、悪く言えば、ややまとまりがありません。

 

例えば広島カープや千葉ロッテマリーンズなどは、外野席は応援ユニフォーム一色に染まります。それに、応援にも強い一体感が感じられます。

 

オリックスも、もちろん応援団はあるのですが、着ているユニはバラバラで、広島や千葉を「クラブ活動」とすると、何となく「サークル活動」みたいな印象を受けます。

 

ただ自分は、そのあたりが逆に心地いいのです。

 

自分の好きなスタイルで気ままに応援できる自由な感じと、ゆるい適度な一体感。

関西の球団にもかかわらず、あまりコテコテのヤジもなく、選手もあまりマスコミ等の標的になることなく、「おとなしい」感じの選手が多い印象です。(それが良くないとも言われているのですが・・・。)

 

そして、神戸にも、年間十数試合ですが、フランチャイズ球場があります。

それが、以前の「神戸グリーンスタジアム」、今は「ほっともっとフィールド神戸」です。

神戸市の郊外にある、自分が大好きな球場です。

 

 

いわゆるアメリカの「ボールパーク」的な球場で、この開放感や観戦時の心地よさは、(まあ、観客が比較的少ないというのもありますが)他の球場では味わえないものです。

 

変な言い方ですが、「生ビールがすすむ」球場です。

 

 

年に数回ですが、ファームの試合を見に行くこともあります。

 

 

これは、先程の「ほっともっとフィールド」の近くにある「神戸サブ球場」ですが、2軍の試合は派手な応援もなく、ちょっとマニアックな野球ファンが多い感じで、ちょっと独特な雰囲気です。

 

ただ、純粋に野球を楽しむには、逆に2軍の試合がお勧めかもしれません。

 

今年から、オリックスの2軍が、これまでの神戸から大阪の舞洲へ移転するため、自分が観に行ける機会はちょっと減ってしまいそうです。

 

 

・・・実は、オリックスについて書こうと思えば、その他選手の事、これまで見てきた試合の事、まだまだ書きたい内容が多すぎて、到底1回だけでは収まりません。

 

でも、このブログはオリックスブログではないので、この辺で(それでも十分長いですが)終えようと思います。

 

オリックスバファローズの応援歌、「SKY」に、

 

♪(Sky)笑顔を繋ぐ空の  (High)青さに誘われたら

  (Wave)光を目指し進め  すべてを掴む為に

 

という一節がありますが、今年のオリックスバファローズが、少しでも多くのものを掴んでくれるように、自分は今年も(そしてこれからも)オリックスを応援し続けます。