その8 | 心音

心音

本音

復帰当初は、心も体もついてこず、どうやったら楽に死ねるのかずーっと考えてた。


でも、おいて行かれる方の気持ちもおいていく方の気持ちも分かってしまうので結局は動けなくて、ここから動けないうちは私は自分の生き死にすら決められない宙ぶらりんのままなのだな。と思った。


最近、普通に働けてるのは業務を軽くしてくれてるスタッフの協力もあるから簡単に辞めるのもどうかと思った。


でも、まともに働けなくなって、それで質の低いケアを提供するのはやっぱり違うなと思うからその時は一思いにやめてしまおう。辞められたらの話なんだけど。


辞めるにしてももう少し知識を蓄えたいと思って教科書を開く時間が増えた。


辞めた後どうするのか真剣に考えるようになった。私のしたいことには人の協力が不可欠なんだけど、まだ誰かを頼ったりできるほど私が強くない。


結構ね、元気になったよ。


ご飯は美味しいし、悪い夢は見なくなったし。


でも、世間はこういう人間を甘く見てはくれない。分かってるんだよね。


プシコに対する世間の目はそんなに優しくない。人って生きてても殺されるんだよ。

何気ない一言や態度、視線なんかで。


なんだか人付き合いに疲れてしまったので対してしゃべらなくなった。喋りすぎは身を滅ぼすし、そもそも相手のこと知っちゃうと面倒だから。

私の事も知らないままで居て、私が死んでも「ああ、そんな人いたっけな。」くらいで考えてもらえたら私はとてもうれしい。


この間はもう少しで死ねたかもしれなかったのに、恐怖に負けてしまった。

ちょっと悔しい。


もう少しだったのに。