我が家にはPS4も任天堂のスイッチもあるのですが私はほぼやりません。

 ゲームと言えば秋~冬にかけてwiiUで「バイオハザード4」若しくは「ゾンビU」を季節の行事のようにプレイするのみ。

 しかしその二本もクリアしすぎてマップや敵の出現位置を覚えてしまい年々恐怖感が薄れてゆき、まるで自分が精神的に強くなったかのような錯覚を起こす始末。

 そこで何かもっと自分の弱さを思い知らせてくれるような試練はないか?と探していたところ息子の勧めもありPS2の「SIREN」&「SIREN2」をリサイクルショップで購入することに。

 しかしどっちも古いゲームなのに高かった~!2本で5千円て…さすがは人気作品。

 それで「SIREN2」からにしときゃイイのに無理して操作が難しい方の「SIREN」から始めてしまった私。

 最初は地図の開き方も分からず意味不明なまま適当にマップの中を走り回って無理やりステージクリアしていきまいた。

 操作性悪いし、これはPS2の時代だから面白かっただけで普遍的に面白いゲームではないな…そんな風に思っていた頃

 古い猟銃を持ったお爺さんが主人公のステージが始まりました。

 猟銃があれば多少はゾンビどもとまともに戦えるのか?と期待したのですが照準が全然定まらない!

 殺されまくりです。

 やっぱりこのゲームはダメだ!でも2本で5000円もしたしなぁ…ゲンナリしながらコンティニューを繰り返していました。

 そうするうちにかろうじてスティックの微妙な操作で敵に照準が合うようになってきました。(設定で照準の上下反転を解除したのが良かったのかもしれません。)

 そうか!コレ操作性が悪いんじゃなくコントロールがシビアなんだ!と気が付き、それと同時にこのゲームの世界観が理解できてきました。

 

 まだクリアしていないのでハッキリしたことは言えませんが、

 コレ…ゾンビゲームではなく死後の世界を描いていますよね?

 

 敵も味方も皆、幽霊として前世の執着の中でもがいて生きている。

 プレイヤーは複数の主人公達を順番に操作して悪夢の中のように意味不明な不思議なミッションを成し遂げてゆく。

 (ナースシューズを見つけるミッションとか…完全に幽霊の謎の執着ですよね?)

 敵(悪霊)に殺されても幽霊としての寿命(エネルギー)が残っているうちは何度でもリトライさせられる。(これも死後の世界あるあるですよね?)

 「崖の上のポニョ」の宗助も津波の後、実はこんな風にしてリトライしながら母の元にたどり着いたのかもしれません。

 まだ中盤ですが自分も幽霊になったらこんな感じになるのかな?嫌だなぁ…等と思いながらプレイしています。

 

 個人的な感想ですがこのゲームは映画「マトリックス」同様、この世界の仕組みを正確に描いているとてつもなく存在意義のある作品だと思いました。

 死後の世界でこのゲームのキャラクター達のような幽霊にならないよう、天国へ行けるよう日々精進していくぞ!(108の煩悩=執着を捨てるとその霊は空を飛べて天国へ行けるそうです。)