完全にネタバレ有りで感想を述べるので未見の人は絶対に読まないようご注意下さい!
私、庵野作品のエヴァンゲリオンもシンゴジラも少々センスが合わずほぼ見ておりませんでした。
(何度かチャレンジはしたのですがどうやら登場人物の発するセリフが合わないみたいです。)
それで今回のシン・ウルトラマンも合わないんだろうなぁと思いつつ、でも息子が見たいと言うのであまり期待せずに映画館に足を運びました…
ここから本当にネタバレしますので!
結論から申しますと、とっても面白かったです!
特に終盤のゾーフィーの登場から先はずっと号泣してしまいました。
ただ登場人物の発するセリフはやはりちょっとだけ合わないなぁという部分はあり…
ワードチョイスというか…具体的にどんなセリフが合わなかったかと言いますと。
ウルトラマンが宇宙から来たときの最初の表現が「姿が人間のそれ」「銀色の巨人」だったのですが、グレイが宇宙から来たとしていきなり「姿が人間のそれ」とか「灰色の小人」とか言わないだろうなぁ…とか
あと隊長含めて4人しかいない職場に新人が1人入って来て突然「バディ」であることに拘ってそれを連呼するんですが、5人中2人がバディで残りの3人がバラバラで仕事するのはどういう職場のシステムだろう…とか
登場人物たちが状況を説明するときに一々大声で上司等に報告するのですが、何故か個人的な感想まで大声で一々報告していて…たまにこういう人いるけどしんどいなぁ…とか
主人公が未知の巨大宇宙人の近くで「気絶していた」ことに対してバディ女性が気絶の原因を”ビックリしたから”だと決めつけてなのか「使えない」と言うのですが、確かにこういう賢くない安易な決めつけで他人を辛辣に責める人いるけどしんどいなぁ…とか
そんな感じでちょっとだけセリフが入ってこなかったりセリフのせいでキャラの魅力が半減してしまうような部分がありましたが全体的にはとても良い映画であり庵野作品の中では断トツに好きです。