今回は10年以上の鑑定実績を通してタロット講座で伝えているタロットのお話を少ししてみたいと思います✨
■ヨーロッパ絵画
14世紀~15世紀末
「死の舞踏」という、骸骨が地面上を踊っている絵が生まれました。
骸骨がダンスするこの芸術画に一瞬、ぎょっとするのですが、この絵が描かれたのは戦争や飢餓、疫病が流行した時代でした。
ペストという疫病がヨーロッパに蔓延したこの時代に、
「死」という普遍的なテーマを取り入れた絵画がこの時代に多く描かれていました。
■タロットカードとのつながり
「死の舞踏」はタロットカード 大アルカナ22枚のうち、13番「死神」のカードのモチーフになったと言われています。
構図や絵柄がよく似ていますよね。
古典的なカード
マルセイユタロット13番「死神」
現代の主流のタロットカード
ライダー版13番「死神」
タロットカードにはこのように、少しこわい絵柄のものがあります。
■タロットの絵柄は「寓意画」である
しかし「死神」のカードが出たからといって、直接「死」を暗示するものではありません。
ご安心くださいね。
タロットカードは、絵柄にある意味合いをこめた「たとえ話」みたいなものなのです。
そのたとえ話をあらわすものを「寓意画」 といいます。
では、なにをたとえているのかというと?
この世には見えないけれども確実にあるもの、
それは、
スピリット(精神)・愛・宗教心
などです。
たとえば「死神」のカードは、「死」そのものではなく、
いつか必ずやってくる”ものごとの終わり”であったり、
変化のときに、一旦すべてのものごとが”停止”したり、
つぎのステージに生まれ変わるための変化であったり、
タロットは(たとえ話)「寓意」を通して、
人生のなかの道徳的な意味をまなぶためのツールでもあったのです。
■今の世界の状況はまさに死神
今の世界で起こっている出来事は14、5世紀にもたとえられた、「死神」のカードがあらわすスピリット、時代の変化なのかなと思いますね。。。
じゃあ、その変化をとげたあとの世界はどうなるのでしょうか?
タロットカードには、
一枚一枚の意味がありますが、それらは単独でなりたっているわけではなく、
ストーリーとしてお話がつながっているのです。
では13番「死神」のつぎのカードは?
タロットを学んでいる方なら、すぐにわかりますよね😉
■14番 節制のカードがあらわすストーリー
ライダー版タロットカード
14番 節制
はい、節制の意味は
「調和 安定 融合」です。
時代の変化をむかえて、
すべての機能がいったん停止したその先にあるストーリーは、
残念ながら、昔のようには二度と戻ることはできないはずです。
だけど、
✔長い年月、積み重ねてきた古い歴史と、
✔新しくはじまる予想すらできない未来、
この
「ふたつの時代の融合」
がこれから始まるのですね。
タロットは
宇宙で無数に繰り返されてきた「人生」というストーリーで成り立っていて、
そこから人生の教訓をいただくことができるマインドをささえてくれる最強のツール、そう思っております。
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