◇『風、薫る』が終わってしまいました

毎朝楽しみに見ていた、
朝ドラ『風、薫る』が、
とうとう終わってしまいました。

 


毎朝、
その質実剛健な内容を楽しみに見ていたので、
本当に残念です。

これはもう、
完全に「風、薫るロス」ですね笑い泣き

最終週のテーマは、

👉「道標(みちしるべ)」

でした。

最後に、
主人公のりんと直美が、

👉「看護とは何か」

について対話する場面がありました。

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◇「看護とは、いまそこにあるもの」

二人の対話の中で、
とても印象に残った言葉があります。

・「看護とはいまそこにあるもの」
・「今、目の前にある患者さんと看護婦との中にしかない」
・「今そこにいないとわからない」


そして、

・「看護とはなにかはわからない。

わからないものはわからないままが誠実じゃないか。」

最後に、

・「わからなくても好きでも嫌いでも、

その命を尊重し、手を差し伸べる看護婦であれ。」


私は、
この言葉を聞きながら、
看護だけの話ではないな、
と思いました。

専門職というものの本質を語っているように感じたのです。

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◇「税理士業務とは、いまそこにあるもの」

これを、税理士に置き換えてみます。

👉「税理士業務とは、いまそこにあるもの」

なのではないでしょうか。

目の前にある中小企業と、
税理士との間にしかない。

その会社に行かなければ、
分からないことがあります。

社長と話さなければ、
分からないことがあります。

会社の現場を見なければ、
分からないことがあります。

同じ数字が、
決算書に並んでいても、
その数字が生まれた背景は、
会社によってまったく違います。

だから私は、
こう言い換えたいと思いました。

👉「分からなくても、好きでも嫌いでも、

その人生と経営を尊重し、手を差し伸べる税理士であれ。」

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◇だから「顔の見える関係」なのです

これは、
私たちが大切にしている、

👉「顔の見える関係」

そのものだと思います。

そして、

👉現地・現物・現人

の巡回監査です。

会社へ行く
現物を見る
そこで働く人と話す
社長の話を聞く

数字だけでは分からない、
その会社の「いま」を知る。

税理士業務というものは、
税理士事務所のパソコンの中だけに、
存在するものではないと思うのです。

👉目の前にいる経営者と税理士との間に生まれるもの

私は、そう考えています。

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◇AIが領収書をスキャンすれば、それで税理士なのでしょうか

AIの進歩によって、
領収書を読み取り、
仕訳を作り、
帳簿を作り、
数字を処理することは、
どんどん簡単になっています。

もちろん、
私もAIを使います。
便利なものは、
どんどん使えばよいと思っています。

しかし、

領収書をAIに読み取らせ、
出来上がった「もっともらしい」数字だけを、
お客様に送り返す。

それだけで、
税理士の仕事をしたことになるのでしょうか。

私は、
そうは思いません。

AIは……
 

その会社の現場にはいません。
経営者の顔も見ていません。
従業員が働いている姿も見ていません。
その会社が、
何に悩み、
何を目指しているのかも、
領収書からは分かりません。

だからこそ、
AIの時代になればなるほど、

👉「いま、そこにいる」

ことの価値が、

むしろ高くなるのではないでしょうか。

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◇税理士という専門職は、まだ歴史が浅く「若い」

現在の税理士制度が誕生したのは、
昭和26年です。
70年あまりの歴史しかありません。


税理士という専門職は、
まだまだ若い専門職なのだと思います。

社会の中で、
税理士が何をする専門家なのか。
税金を計算する人なのか。
申告書を作る人なのか。
会計帳簿を見る人なのか。

それとも、
経営者に寄り添い、
会社の永続的な発展を支える人なのか。

私は、
税理士という専門職の「本当の姿」は、
まだ定まっていない
と思っています。

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◇100年後の税理士への「道標」

『風、薫る』の最後には、

りんや直美たちの想いを、
「道標」とする、
未来の看護師が登場します。
(ネタばれすみません💦)

それを見ながら、
私は税理士の未来を考えていました。


私たちが今、
どのような税理士業務をするのか。
どのように会社と向き合うのか。
AIが発達する時代に、
何を機械に任せ、
何を人間である税理士が担うのか。

そして、

100年後の税理士に残したい「道標」が、
TKC全国会が掲げる、

👉「税務・会計・保証・経営助言」という税理士の4大業務

なのだと、
私は信じています。

 

 

AIに会計帳簿を作らせて、
税金を計算して、
申告書を作るだけではない。

関与先が、

その手で会計帳簿を作成することを指導し、
その信頼性を高め、

そして、
目の前の経営者と向き合い、
会社の永続的な発展を支援する。

その仕事は、
AIが領収書を読み取って、
数字を送り返すだけでは、
決して完結しません。


100年後。
私たちは、
もうここにはいません。

でも、
私たちが今実践している、
この「税務・会計・保証・経営助言」という4大業務が、
未来の税理士にとって、
一つの「道標」になっていてほしい。

だから私は、
りんと直美の言葉を、
こんな言葉に置き換えて、

自分自身への「道標」にしたいと思います。

👉税理士業務とは、いまそこにあるもの。
👉目の前の中小企業と、税理士との間にしかない。

そして、

👉分からなくても、好きでも嫌いでも、

その人生と経営を尊重し、手を差し伸べる税理士であれ。

私たちの今の取り組みが、
100年後の税理士にとっての、
小さな「道標」となるように。

これからも、
目の前のお客様と、
しっかり向き合っていきたいと思います。

 

本当にいい朝ドラを、

ありがとうございましたウインク