昨年3月8日に逝去された、
根本直人(ねもとなおんど)先生に

感謝をする会に出席するため、
いわきに行ってきました。

会場には、
先生の教え子や同僚の先生方が大勢集まり、
本当に温かい会となりました。

皆さん、
先生のことをよく知っている方ばかりですから、
思い出話が尽きません。

笑いあり爆  笑

涙ありえーん

まるで、先生のお人柄そのもののような会でした。

 

 



◇いわきと吹奏楽

根本先生が、
いわきで吹奏楽を指導してくださったこと。

それが、
いわきを全国でも有名な、
吹奏楽の盛んな地域に育ててくださったのだと思います。


全日本吹奏楽コンクール。

東北代表は、

たった3校しか推薦されません。


その厳しい世界で、
いわきの高校が独占したことが、

何度もありました。

これは、
いわきの吹奏楽に関わった者として、
本当に誇らしいことだと思っています。



◇根本先生の音楽創りの特徴

先生の音楽の創り方は、
独特でした。

私には、

👉 「木から木像を削り出す」

そんな作り方に見えていました。

よくある
細部から積み上げる方法ではありません。

まず、
大きな音楽の流れを作る。

音楽全体の流れや方向性を、
「どーん!」と、

ダイナミックに作ってしまう。

そこから、
ガシガシと削り出して、
先生の音を創っていく。

すると、
不思議なことに、

先生独自の響きが現れるのです。

今思い返しても、
本当に独特でした。

 

 

そうして創り上げた先生の編曲・指揮による、

代表曲バルトークの「中国の不思議な役人」です。

 

是非、お聴きください。




◇生徒の自主性を信じる指導

そして、
先生の指導法で特徴的だったのは、

👉 生徒の自主性に任せる

という部分でした。

普通は、
細かく指示を出したり、
音を揃えたり、
厳しく管理したりしそうなものですが、

先生は、
意外なほど、
こちらに任せてくださるのです。

最初は、

「これで大丈夫なのかな?」

と思うこともありました。

でも、
不思議なのです。

先生の音楽づくりのただ中で、
私たちが自主的に考え、
音を作っていくと、

👉 音楽がどんどん良くなっていく

のです。

音楽が、
「やらされる音」ではなく、
「自分たちの音」になっていく。

あの感覚は、
今でも忘れられません。



◇今の組織マネジメントにも通じている

実は私は、
今でも、
この根本先生の手法を頭に置きながら、
組織マネジメントを考えています。

組織というのは、
管理しすぎると、
どうしても息苦しくなります。

細部まで指示を出し、
全部揃えようとすると、
一見まとまっているようで、
不思議と力が出なくなる。

しかし、
大きな方向性を示し、
それぞれの自主性を信じて任せると、

👉 組織が、自ら動き始める

ことがあります。

あの時、
吹奏楽で感じたことが、
今の法人運営にも、
とても生きているように思います。



◇吹奏楽指導の天才

先生は天才だったのだと思います。

吹奏楽指導には、
きっと「コツ」があるのでしょうけど

先生は新しい学校に赴任されると、
数年で、
どの学校も全国大会レベルに持っていってしまう。

しかも、
生徒の自主性を引き出しながら。

あれは、
やはり天才だったのだと思います。



◇そしてみんなとの再会

そして、
先生が遺してくださったものは、
音楽だけではありません。

先生のおかげで、
教え子たちが再び集まりました。

私も、
同級生や、近い先輩・後輩と再会し、
近況報告をしました。

みんな、もう還暦前後。

話題も、若い頃とは変わりました。

「いつ仕事を辞めようか」
「もう辞めたよ」
「あそこを手術した」
「体がボロボロだ」

そんな話ばかりです(笑)

でも、
こうして笑いながら集まれること。

それ自体が、
本当に幸せなことなのだと思います。

直人先生。

先生が遺してくださった音楽とご縁は、
今でも、
しっかりと繋がっています。

どうか、
教え子一同を、
これからも見守っていてください。

そして、みんな、
どうかいつまでも元気で。