◇「よろしくお伝えください」を伝えていますか?
私が尊敬する
大和信春(やまとのぶはる)先生から
教えていただいた、
忘れられないお話があります。
ある講演会で、
大和先生は参加者に向かって、
こんな問いかけをされました。
「皆さんは、
👉『〇〇さんによろしくお伝えください』
という約束を、きちんと果たしていますか?」
その場では、
・「そんな小さなことなら大丈夫」
・「ちゃんとやっているよ」
と思った方も多かったかもしれません。
しかし、
先生は続けて、
「実は、それが意外と難しいのです。」
と、
いたずらっぽい笑顔でおっしゃいました。
私はその言葉が、
今でも心に残っています。
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◇イスラエルで交わした小さな約束
その講演で先生が話された、
先生がイスラエルを訪れた時の
お話がありました。
空港で、
花を売っている少女がいました。
先生はその少女から花を買い、
別れ際に、何気なく、
こう声をかけたそうです。
👉「また来るね。」
それは私たちが日常でよく使う、
ありふれた「社交辞令」の言葉
だったかもしれません。
しかし・・・
飛行機に乗ってから、
先生は思われたそうです。
「しまった……約束してしまった……」
と。
先生は、頭を抱えたそうです。
普通なら「旅先での軽い挨拶」で
済ませてしまう話です。
しかし、
大和先生は違いました。
どんなに小さな約束でも、
口にした以上は「約束」である。
そういう信念をお持ちの方だったのです。
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◇少女との約束を果たすためだけに
その後、
大和先生は、
その少女との約束を果たすためだけに、
再びイスラエルの空港を訪れたそうです。
結果として、
その少女に会うことはできませんでした。
しかし、
私はこのお話を聞いて、
深く感動しました。
約束とは、
相手が覚えているかどうかではない。
自分自身が、
どう向き合うかなのだ。
そう教えていただいた気がしました。
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◇私も実践しようと思ったのですが…
このお話を聞いた時、
私は、
「私も大和先生のように、
どんな小さな約束でも果たそう。」
と心に決めました。
ところが……
これがなかなか難しいのです。
忙しさの中で、
つい忘れてしまうこともあります。
後になって、
👉「あの約束を果たしていない。」
と思い出すこともあります。
そして不思議なことに、
果たせなかった約束というものは、
いつまでも「棘」のように、
心に残るものです。
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◇先生から教わった一番大きなこと
でも、
一つだけ確かなことがあります。
それは、
私は今でも、
果たせなかった約束を、
はっきりと
覚えているということです。
それだけでも、
先生のお話を聞いた意味が
あったのだと思います。
もし、
あのお話を聞いていなかったら、
約束したことすら
忘れていたかもしれません。
そう考えると、
先生から教わったものは、
私の心の中で、
今も生き続けているのです。
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◇「念押し」されない人になりたい
人は、
完璧ではありません。
約束を忘れてしまうこともあります。
何かの事情で果たせないこともあります。
だからこそ、
私は、
大和先生のようにはなれなくても、
少しでも近づきたいと思っています。
一度した約束は、
できるだけ自分から果たす。
相手から、
「この前の件、大丈夫ですよね?……」
と「念押し」される前に、
行動できる人でありたい。
それは、
相手への誠実さであると同時に、
自分自身との約束を
守ることでもあるのでしょう。
私もまだまだ修行中です。
それでも、
今日もまた、
先生から教わったことを
思い出しながら、
一つひとつの約束を
大切にしていきたいと思います。
