◇多摩大学大学院で教わった講演の技法

多摩大学大学院で学んでいた頃、

ある先生から講演の技法について教わったことがあります。

その先生は本当に講演がお上手でした。
2時間の講義でも、気が付くと終わっている。
眠くなる暇がありません。
話にどんどん引き込まれてしまうのです。


ある時、その秘訣を伺ったところ、

👉「5分法」

という講演の技法を教えてくださいました。



◇5分ごとに景色を変える

5分法とは、
おおよその目安として、
5分ごとに話題を切り替えていく方法です。

もちろん

講演全体には一本の大きな流れがあります。
 

しかし、

その中に小さな”フレーズ”を作るのです。

・事例を話す
・理論を話す
・笑いを入れる
・体験談を話す
・図表を見せる
・問いかけをする

・聴衆を指す(笑)

このように

景色を少しずつ変えていきます。

すると不思議なことに、
聴いている側は、

時間が短く感じるのです。



◇人間の集中力にも合っている

人間の集中力は一定ではなく、
時間の経過とともに、

低下していくそうです。

大学の講義や企業研修でも、
話し方や教材を変えたり、
問いかけを入れたりして、
集中力を維持する工夫が行われています。

5分法は、
そうした人間の認知特性にも、

合っている方法なのだと思います。


 

◇音楽でもフレーズが大切

私は、

クラリネットを50年続けています。

音楽にも、

「フレーズ」があります。

メロディのひとまとまり。
音楽の文章のようなものです。

管楽器は息継ぎ(ブレス)がありますので、

特にフレーズを意識します。

・どこで盛り上げるのか
・どこで静かにするのか
・どこで息を吸うのか

フレーズを意識して

表情を付けていくのです。


 

◇先日も無意識に使っていました

先日、
「企業防衛標準業務化テキスト」を使った
「企業防衛塾のキックオフセミナー」の

講師を担当しました。

講演時間は約2時間。

終わった後、
当法人のスタッフに、

「講演、どうだった?」

と聞いてみました。

すると、

👉「場面がどんどん切り替わって、2時間があっという間でした」
👉「テンポが良くて飽きませんでした」

という

嬉しい感想をいただきました。


その時、
ああ、今日も自然に「5分法」を使えていたな・・・
と感じて嬉しかったですウインク



◇講演も演奏も同じ

考えてみると、
講演も音楽も、技法は似ています。

・相手に伝えること
・相手の心を動かすこと

その目的のため、
一本調子ではいけません。

・盛り上がるところ
・静かになるところ
・笑うところ
・考えるところ

一つ一つの「フレーズ」を

どのように歌うかが
良い講演を作るのだと思います。



◇皆様も「5分法」お試し下さい。


もちろん、
「5分法」といっても厳密に5分で区切る必要はありません。
3分のフレーズもあるでしょう。
10分のフレーズもあるでしょう。

大切なのは、
聴き手の気持ちを考えながら、
景色を変え続けることです。

皆さまが
講演やセミナーを担当する機会が

ありましたら、

ぜひ一度、

👉「5分法」

を意識して試してみてください。

きっと

聴き手の反応が変わると思いますよウインク