◇数字を見て経営を行いましょう

経営をする上で、

👉「数字が大事」

ということに異論がある方は少ないと思います。

しかし、

👉「数字を見るためには会計が大事」

という話になると、

途端に興味を失ってしまう方が少なくありません。

「複式簿記は苦手」

 

だから

「面倒な経理は誰かにやってもらいたい」

 

何故なら

 

「税務署に申告するのと銀行に提出さえできればいい」

ということなのでしょう。



◇小さな会社ほど社長が経理をするべき

私は、

社員が4~5名程度の小さな会社であれば、

👉 社長自ら経理を行うべき

だと思っています。

もちろん、
仕訳を覚えることが目的ではありません。

経理をすることによって、

👉 お金の流れ

👉 利益の構造

👉 問題の兆候

が見えるようになるからです。

経理は単なる事務作業ではありません。
 

👉 経営そのものなのです。



◇ある関与先の事例

当法人の関与先に、
長い間業績が低迷している小さな会社がありました。

契約時には、

「自分で経理をやります!」

と社長がおっしゃっていたのですが、

実際には、
経理はどんどん遅れ、
担当者が何度お願いしても改善しませんでした。

当然、

業績報告も遅れます。
担当者との関係も、
少しずつ悪くなっていきました。



◇私が行ったこと

そこで、
私自身が数か月に一度お会いし、
短時間ですが、
数字の説明をすることにしました。

ただし、

一つだけ条件を付けました。

それは、

👉 約束した通り、社長ご自身が経理を行うこと

です。

経理を誰かに任せたままでは、
数字は見えてきません。
自分で経理をするからこそ、
経営の実態が、
自分事として見えてくるのです。

ですから、

「社長が自分で経理を行う」

という約束を守っていただくことを前提に、
私は数か月に一度お会いして、

・利益の考え方
・計画と実績の比較
・資金繰りのテクニック

そのようなことを、
少しずつお伝えしました。

でも・・・
これら助言は

どれも当たり前のことばかりです。
 

当然、私は、

👉 営業のやり方
👉 利益の上げ方

を教えたことはありません。

教えたのは、

👉 会計数値の見方

だけです。



◇業績は急回復した

そんな取組みを続けて3年。
社長は苦戦しながらも、
自ら経理を行うようになりました。

担当者も、ほぼ適時に、

業績を報告できるようになりました。

そして、

最新の数字を見ながら、
社長と一緒に打ち手を考えることが

できるようになったのです。


結果として、
業績は急回復しました。

社長も本当に喜んでおられました。

私は、
その姿を見て、
やはり会計の力は凄いと

改めて感じました。



◇”会計”が社長に教えてくれる

実際には、
私が社長に教えたのではありません。

社長が自ら行った”会計”が、
社長に現状を教えてくれたのです。


これは、

商業帳簿の本質的機能の一つである、

👉「自己報告機能」

そのものです。

会計は、
税金を計算するためだけに存在するのではありません。

会計は、
会社の現状を、
社長自身に報告するために存在しているのです。



◇会計を丸投げしてはいけない

世の中には、
会計アウトソーサーに丸投げしている会社が沢山あります。
数か月遅れの数字を見ている会社もあります。

会計アウトソーサーでは、

大勢のパートが経費なのかどうなのかも確認しないまま、

ただひたすら丸投げされた領収書を入力していると聞きます。

最近はAIによる自動化をうたう事務所もありますが

パートがAIに置き換わっただけで

実態は変わりません。

そんな会計アウトソーサーが作った数字を
正しいかどうかも分からないまま、
経営判断をしている会社もあります。

私は、

それは非常にもったいないことですし

危険なことだと思います。

会計は、
社長が経営の現実と向き合うための

最強のツールです

その道具を手放してしまえば、
経営の勘も鈍ってしまいますし、

冒険も不可能になってしまいます。

今は、

社長が自ら経理を行うのを助けてくれるAI

(自計化支援AI)を活用する時代です。

 

当法人でも提供してまいります。
是非、有効活用していきましょう。

 

 




◇さぁ会計の力を信じましょう

私は、
小さな会社であれば
社長自ら資料を整理し
会計資料まで

自力で完成させる力を身につけることが
中小零細企業の業績を回復させる

大きな力になると考えています。

そして、

その力を身につけていただくことこそ、
会計専門家の大切な仕事だと思っています。
 

社長が経理を行い、
会計が社長に語りかける。
その積み重ねが、
経営を強くしていくのです。

さあ、社長の皆さん。

👉 会計の力を信じましょう。

そして今日も、

会計資料の整理から始めていきましょう。