◇朝ドラ「風、薫る」で流れた美しい曲

このブログでも

度々紹介している、

 

👉NHKの朝ドラ「風、薫る」

 

 

 

シナリオや構成が丁寧に考えられているのを感じ、

毎朝、楽しみに見ています。


その中で先日、

とても心地の良い挿入歌が流れました。

看護婦の卵たちが、

大学病院という逆風の中で少しずつ認められ、

周囲にも良い影響を与え始めている、

そんな穏やかな日常風景の場面でした。

初めて聴く曲でしたが、

何となく懐かしくもある・・・。

「何という曲だろう・・・」

気になって調べてみたところ、

 

👉原曲はアイルランド民謡『The Last Rose of Summer』

 

 

 

日本では明治時代の唱歌、

👉『庭の千草』

として親しまれている曲でした。

 

 



◇「庭の千草」が歌っているもの

庭に咲いていた花々は散り、
最後に一輪だけ残された

花を見つめながら、

「仲間が皆いなくなってしまったのに、

お前だけを残しておくのは忍びない」

と歌う曲です。

つまり、

・老い
・別れ
・死

そして残された者の寂しさ。
そうした人生の終盤を描いた歌でした。

優しい旋律の中に
とても深い人生観が

込められていたのです。



◇年を重ねるということ

私は昨年、

吹奏楽の恩師である根本直人先生を亡くしました。

先生だけではありません。
 

・先輩
・同級生
・恩師

・親類

・二人の父

年を重ねるにつれて、
お別れをする機会が

少しずつ増えてきました。

若い頃は、

「死」

というものは、
どこか遠くの世界の話でした。

しかし今は違います。
身近な人との別れを経験するたびに、
人生には終わりがあることを実感します。



◇死生観を教えてくれるもの

私は、

人との別れを経験するたびに、
死生観の大切さを

教えられている気がします。

人は必ず死ぬ。
だからこそ、
今日という日が尊い。

だからこそ、
会いたい人には会う。
やりたいことはやる。
感謝は伝える。

そうやって、

残された毎日を

真剣に楽しんで生きようと、
改めて心に誓うのです。



◇最後の一輪を見ながら

『庭の千草』は、
単なる唱歌ではありません。
 

人生の終わりを見つめながら、
今をどう生きるかを

問いかける歌だったのです。

朝ドラの中でこの曲が流れた意味も、
何となく分かるような気がしました。
 

逆風の中で懸命に生きる

看護婦の卵たち。

そして、

限りある人生の中で

精一杯生きる私たち。


最後の一輪を見つめながら、
今日という一日を大切に生きたい。
そんなことを考えさせてくれた、
とても美しい曲でした。