今のNHKの朝ドラ

 

👉「風、薫る」

シナリオの質が高いですね。

 

 



朝から、

「うーん・・・」

と考え込まされることがあります。

その中で、
非常に印象に残った言葉がありました。

バーンズ先生の、


👉 「看護は仕事です。奉仕ではない。」


という言葉です。



◇一見すると冷たく聞こえる

👉奉仕 ×

👉仕事 〇

こう言われると、
一見、ドライで

ビジネスライクで、

冷たい印象を

受ける方もいるかもしれません。

しかし、
私は、
決してそういう意味ではないと思いました。



◇「仕事」には責任がある

仕事ということは、

👉 専門職としての義務と責任が発生する

ということです。

つまり、
気持ちや善意だけではなく、

👉 専門性
👉 理念
👉 再現性
👉 客観性
👉 コンプライアンス

が求められる。

私は、
バーンズ先生の言葉を、
そのように受け止めました。



◇強度行動障害支援の世界でも

これは、
強度行動障害支援についても、
非常に重要な視点だと思います。


思えば、今まで、
長男を預けてきた施設を振り返ると、

👉 「仕事」

というより、

👉 「奉仕」

という感覚が強かったのだな、
と今にして思います。


例えば、利用者に対して、

👉 「私たちは命をかけてやっている」

と怒ってみたり、

👉 「感謝や申し訳ない気持ちが無いと信頼できない」

と言ったり、

さらには

👉 「役職員は奉仕の精神でやっています」

と、堂々と、法人の”公式文書”で、

社会福祉法人の理事長が仰っていた施設もありました。


恐らく、悪気は一切無く、
完全に、
そう信じ込んでいたのでしょう。



◇「奉仕の精神」の危うさ

もちろん、
人を助けたいという気持ちは、
大切です。

専門職でもその気持ちが無ければ

ただのビジネスになります。


しかし、

「奉仕」という概念が強くなりすぎると、
時に危うくなります。

心理学でいう、

👉 「モラルライセンシング効果」

つまり、

👉 「良いことをしているのだから、私たちは、多少は許される」

という心理が働くことがあるからです。

 

 

これは、
福祉の世界では、
特に注意しなければならないと思います。



◇「仕事」であるならば

障害福祉サービスは、
奉仕ではなく、

👉「仕事」です。

だからこそ、
施設内で、
虐待と思われる行為を発見したなら、

👉 躊躇なく通報する

必要があります。
何故なら、

障害者虐待防止法第16条で、

通報義務が定められているからです。

 


また、
自閉スペクトラム症の方々の、

👉 こだわりの強さ
👉 コミュニケーションの苦手さ
👉 不安の強さ

という特性を、
専門職として理解しなければなりません。

その上で、

👉 詳細なアセスメントを行う
👉 個別支援計画を作成する
👉 支援会議で関係機関と連携する
👉 法令や基準を守る

これらを、きちんと行う。

それが、
「仕事」なのだと思います。


「知的障害があるからわからない」

とお思いでしょうが・・・


利用者の皆さんは「仕事」たりえない「仕事」を

良く見ているものです。




◇福祉は「専門職」

何故か、
障害福祉サービスの世界では、

👉 「福祉=奉仕」

という概念の方が、
今でも少なくないように感じます。

教会やお寺が障害者へのサービスを行っていた

時代の概念がまだあるのかもしれません。

しかし、
本当に必要なのは、

👉 「専門職としての誇り」

なのではないでしょうか。

感情論ではなく、
専門性で支える。

それが、
利用者の尊厳を

守ることに繋がるのだと思います。

👉「看護は仕事です。奉仕ではない。」

この言葉は、
看護だけでなく、
障害福祉支援にも、
そのまま当てはまる言葉だと思います。

「風、薫る」を見ながら、
看護の理念から、
私たちも学んでいきたいですね。