◇「感謝を求めるのは傲慢」

今の朝ドラ「風、薫る」は、
とても示唆深い言葉が沢山出てきますニコニコ

先日も、
看護の先生であるバーンズ先生が、

👉「感謝を求めるのは傲慢」

という趣旨の話をされていました。


この言葉には、
とても考えさせられました。



 

◇「感謝される仕事がしたい」

よく

「感謝される仕事がしたい」

と仰る方がいます。


もちろん、
それ自体は、
とても素晴らしいことだと思います。


実際、
素晴らしいサービスを受ければ、

「ありがとう」

と自然に言える場面もあります。


しかし、
私は以前から、
少し違和感を感じていました。

なぜなら、

率直に感謝を言葉にできる人というのは、
実は、とても“力”のある

「一流」の人だと思うからです。

このような人は
かなり少数派です。


◇感謝する「筋力」

私の恩師が、
こんなことを言っていました。

👉「感謝をする力は、筋力と同じ」

と。

つまり、

👉「鍛えなければ衰えてしまう。」


だから恩師は、
日常の中で
意図的に「ありがとう」を言うように

していたそうです。

小さなことでも、
感謝できる場面を見つけて、
自分を鍛えていた。

なるほどな、と思いました。

人は意外と、
「ありがとう」とは言えないものです。

皆さんも、

「何故、ここで“ありがとう”と言えないのかな・・・」

と思ったことは、
ありませんか?

しかし、
それは、決して
感謝していないのではなく、

👉「感謝する筋力が弱っている」

だけなのかもしれません。



◇感謝を期待すると苦しくなる

ですから、

「感謝されたい」

を目的に仕事をしてしまうと、
とても苦しくなるのだと思います。


なぜなら、
人は、
そう簡単には、
感謝を表現できないからです。

特に、

👉苦しい時。

👉余裕がない時。

👉不安が強い時。

人は、
感謝を表現する力そのものが、
落ちてしまいます。

看護でも、
介護でも、
障害者支援でも、
税理士業務でも、

これは同じなのではないでしょうか。




◇感謝されようが、されまいが

だからこそ、
専門職というのは、

感謝されようが、
されまいが、

一方的に、

相手の立場に立って、
仕事をする必要があるのだと思います。

もちろん、
「ありがとう」と言っていただければ、
嬉しいです。

それは人間ですから。

でも、
それを前提にしてしまうと、
感謝されなかった時に、

「これだけやったのに」

という思いが生まれてしまう。

それは、
少し危ういことなのかもしれません。



 

◇心の底では感謝しています

私は、
感謝する筋力が弱っている方であっても、

心の底では、
感謝していることは多いと思っています。

ただ、
それを表現する力が無い。


あるいは、
人生の中で、
感謝を表現する習慣を持てなかった。

それだけなのかもしれません。


だからこそ、

👉「ありがとう」が返ってくるかどうかではなく、

目の前の人のために、
淡々と、
誠実に、
仕事をする。

それが、
専門職として、
とても大切なことなのではないか。

最近、朝ドラを見ながら
そんなことを考えています。