このたび、
税理士法33条の2「書面添付」をテーマにした
カードゲームを制作・一般販売にこぎつけました。

 

 

私は、
数社ほど顧問契約とは別に
「会計参与」として経営に関与しています。

「会計参与」は、
私自身が就任し、
経営会議に出席して意見を述べる立場です。

今回の企画は、
ボードゲーム制作を強みとしている
CUCURI さんの
その経営会議の場で生まれました。



◇「書面添付」をゲームで伝えられないか

会議の中で出たのが、

書面添付って、
言葉で説明してもなかなか伝わらない
でも、体験できたら一発で分かるのでは?

という発想でした。

そこから、
何度も試作を重ね、
議論を繰り返し、
このたびようやく
正式リリース・一般販売となりました。

私は、
このカードゲームの監修を務めています。



◇書面添付とは何か(超・簡単に)

書面添付は、
税理士法33条の2に規定されている制度です。

 

 

税理士が、
• どのように帳簿を確認し
• どのように巡回監査を行い
• どのような考えで申告書を作成したのか

を、書面にして申告書と一緒に提出します。

いわば、

税務申告書の「品質保証書」

のようなものです。



◇書面添付があると、何が違うのか

書面添付がなされている場合、
税務署は
税理士への「意見聴取」を経なければ
税務調査に入れない


という扱いになります。

また、間接的ではありますが、
決算書の信頼性も保証します

 

よって、
金融機関からの評価が上がり
結果として、
 

• 金利
• 保証料

が優遇されるケースもある、
非常に実務的な制度です。



◇ゲームの内容(ちょっとだけネタバレ)

このゲーム、
プレイヤーは税理士になります。

目的はシンプル。

信頼性の高い帳簿(=関与先)を獲得すること

ゲームの流れ
• 帳簿カード(=関与先)を奪い合う😅
• 帳簿の横に
巡回監査を意味する「監査カード」を置いていきます

「監査カード」の種類は5つ。
• 適時性
• 正確性
• 網羅性
• 実在性
• 真実性(万能カード)
※適法性はカード枚数の関係(予算)で見送りました💦

トランプの7並べ方式でカードを置いていき、
帳簿カードを含め、5枚のカードが整うと、

「書面添付!」が宣言できます📣



◇「書面添付」が、本物なのか?「疑義カード」

書面添付を宣言すると、
他のプレイヤーに対して、

「この書面添付に、疑義はありませんか?」

と確認します。

もし他のプレイヤーが、


 「書面添付」を宣言したプレイヤーが、

最後に置いたカード(網羅性・実在性)

  +
 「疑義カード」

を持っていれば、
そのプレイヤーの「書面添付」を否定し、

信頼性を否定し、
帳簿(関与先)を奪うことができます。

なぜならば、

網羅性と実在性は、

現地に巡回監査に行って、

現地・現物・現認(三現主義)を確認することが

必須の、

監査項目だからです。
 

「書面添付」は、
三現主義に基づく巡回監査を完ぺきに行ってこそ

疑義に耐えられる。

という本質を、
ゲームで体感できる仕組みです。



◇誰におすすめか

一般の方には
• 会計帳簿が
どうやって「正しい」と証明されるのか
• 税理士の「巡回監査」の意義

が、驚くほど分かります。

税理士・事務所職員さんには
• 巡回監査項目が
自然に暗記できます(笑)
• そして、書面添付の構造が
腑に落ちます



◇やってみると、本当に面白い

正直に言います。

ゲームとしても、かなり面白いです。
• 戦略性がある
• 人によって、上手さがはっきり出る

上手い人は、
本当に上手い。

ちなみに私は……
あまり上手くありません😓



◇最後に

「書面添付」という、
少し堅いテーマを、
• 楽しく
• 分かりやすく
• 体験として学べる

そんなゲームになりました。

ぜひ、手に取って遊んでみてください。

きっと、
帳簿の見え方が変わると思います☺️