※写真はデモ画面です。

 

日々の業績管理で、
どの損益計算書を見ていますか?

多くの方は、
制度上の損益計算書(いわゆる決算書ベースのP/L)を
確認されていると思います。

もちろん、それも大切です。

ただ、
「経営のため」に本当に役立つ損益計算書
という視点で見ると、
ぜひ知っておいていただきたいのが
「変動損益計算書」です。



◇「変動損益計算書」とは?

変動損益計算書とは、
制度上の損益計算書を、業績管理の視点で組み換えたものです。


ポイントは、とてもシンプルです。

まず、費用を
固定費と変動費に分けます。



◇変動費と固定費の違い💡

変動費とは、
売上と一緒に、増えたり、減ったりする費用です。

売上がなければ、
基本的にゼロになる費用を言います。

例えば、
• 商品仕入
• 外注費

などが該当します。

一方、固定費は、
売上の有無にかかわらず発生する費用です。

例えば、
• 地代家賃
• 給与手当
• 水道光熱費

などです。

コロナ禍で、
飲食店の売上がゼロになっても、
固定費は発生し続けたことを思い出していただくと、
イメージしやすいと思います。



◇一番大切なのは「限界利益」

変動損益計算書で、
一番重要な数字が、「限界利益」です。

限界利益とは、
売上 − 変動費 で求められる利益です。

一般的には、
「粗利益」と呼ばれることも多いですね。

そして、
この限界利益が
売上に対してどれくらいの割合か、
それを「限界利益率」と言います。

 



◇限界利益率は業界ごとに目安があります📘

限界利益率は、
業種ごとに、ある程度の目安があります。

TKC経営指標BASTをご覧いただくと、
業界ごとの限界利益率の水準が分かりますので、
ぜひ参考にしてみてください。

 

 
限界利益率に注目して、
毎月、変動損益計算書を見る習慣をつけると、
細かい変動に気づくことがあります。
 
限界利益率の変動は、
細かい各商品ごとの限界利益率の変動の合計ですので、
何が原因なのか探ってみましょう。
 



◇なぜ変動損益計算書が役に立つのか?

変動損益計算書が
業績管理にとても役立つ理由は、
「損益分岐点売上高」
簡単に分かることにあります。

損益分岐点売上高とは、
利益がゼロになる売上高のことです。

この計算式は、とてもシンプルです。

固定費 ÷ 限界利益率



◇具体例で考えてみましょう🧮

例えば、
• 固定費:月50万円
• 限界利益率:20%

の場合、

50万円 ÷ 20% = 250万円

つまり、
月商250万円が損益分岐点ということになります。

これが、
一瞬で分かるようになるのが、
変動損益計算書の強みです。



◇経営で最初にやるべきこと

会社経営において、
まずやるべきことは、

損益分岐点売上高を把握すること

です。

そして、
その金額を確実に上回るための営業活動を
考え、実行する。

これが、
経営の基本になります。



◇FXクラウドシリーズの強み

TKCのFXクラウドシリーズでは、
この変動損益計算書を
瞬時に確認することができます。


これは、
会計データの中に
「固変区分」が組み込まれており、
それを私たち会計専門家が
設計段階でしっかり作り込んでいるからです。

 

 

変動損益計算書の活用が、

中小企業の業績管理に役に立っている証拠があります。

 

国税庁のデータによれば、

TKCのFXシリーズを使用している会社の黒字率が57%なのに対し、

国税庁の統計では、36.5%と、

実に20.5%もの開きがあるということです。

(ちなみに、当事務所の関与先様の黒字率は、令和8年1月時点で66.9%です。)

 

制度上の損益計算書による
いわゆる「試算表」を確認することも大切です。

ただ、
日々の業績管理という視点では、
ぜひ
変動損益計算書を確認する習慣
身につけていただきたいと思います。

数字が見えると、
経営の次の一手が、自然と見えてくるはずです😊