最もシンプルな人材育成のコツ。

それは「定着」を支援すること

人材育成って、どうしてこんなに難しいのだろう——。

経営をしていると、そんな瞬間がたくさんありますよね。

でも最近、私が強く思うようになったのは、

人材育成=特別な教育ではない。
まず“定着”をサポートすることこそ、人材育成だ

という、とてもシンプルな事実です。



当然のことですが、新しく入った職員さんは、

・会社のこと
・仕事のこと
・社長の価値観や判断基準

これらを 一瞬で理解できるはずがありません。

慣れるには、どうしても 時間 が必要です。

そして、私は確信しています。



それは、時間は、成長を裏切らないということです。

人によって器用/不器用の違いはありますが、
私の経験上、
• 早い人で 3年
• 遅くとも 5年

定着を続けることで、
その人の脳の中で、

会社と“シナプス”がつながる瞬間 が必ず訪れます。

途端に仕事が理解でき、
社長の意図や判断基準も自然と分かるようになる。

すると、会社から見て、仕事ができる人となります。

これが“定着がもたらす力”です。



ですから、数カ月で「使えない」と判断してしまうのは本当にもったいない

社長からよく聞く言葉があります。

「半年たったけど、正直まだ使えないんだよね…」

でも、私は声を大にして言いたいのです。

半年で判断するのは、あまりにも早すぎます。

どんな人でも、
環境に慣れれば、必ず仕事ができるようになります。

だからこそ、会社も社長も、
慣れるまでの時間を“定着期間”として全力で支援するべき。

この定着をサポートする姿勢こそ、
中小企業にとってもっとも大切な 人材育成そのもの だと思います。


 

まさに、定着こそ、人材育成です。
人手不足の時代だからこそ、
派手な研修よりも、

「まず長く働ける環境をつくる」

 

これは、障害の「社会モデル」の概念と同様だと思います。

この視点の変更だけで、会社の未来は大きく変わります。

人は、育てれば育つ。
でも、辞めてしまえばゼロ。

だからこそ、
最初の数年、あきらめずに寄り添うこと。

これが、社長にできる最強の人材育成ではないでしょうか。