第一話
http://gold.ap.teacup.com/applet/kanari/200709/archive
2007年9月7日に第一話を公開した「かなり会計はじめて物語」
もう7年も前に、過去を振り返り、
過去から学ぼうとコツコツと書いていた回顧録。
それが、未だにマイドキュメントに残っています。
当事務所も、産休の職員を入れて17名の大所帯。
新入社員もこの春入社することから、
かなり会計の企業理念の基となった、
短くとはいえ、歴史を知っておいて欲しいとの願いを込め、
再会いたします。
ちょっと恥ずかしいことも書きますが、
感想をメールやコメントで頂けると幸いです。
********************************************************************
先生が接客を終え、私たちの処へ来てくれた。
「良く来たね~、早速外で飲もうか!」
そう誘われると、早々に事務所を後にして、
祁答院先生と伊藤氏、そして私の3名で、
大通りぞいの建物の2階の焼肉店に連れて行かれた。
先生の話し方は、少し「オネエ」風(女性的)で、
とても優しく、愛情に満ちたものでした。
(私はいつも「オネエ」風の話し方をする恩師に縁がある(笑))
会話の内容は、良く覚えていないが、先生は実に気さくにお話してくれた。
焼き肉をほおばりながら、楽しい会話の時間はあっという間に過ぎ、
夜の12時を回る頃、私は先生に尋ねてみた。
「先生、税理士事務所を開業するのに、経験って必要ですよね。
どのくらいの経験がいるものなのですか?」
すると先生。あっさりと。
「経験なんていらないよ~!!(笑)
独立してから勉強すれば十分だよ~」
「ですけど、必要な知識があるでしょう?
私は法人税を試験科目で勉強したのですけど、所得税や相続税は全く知らないし、
これから勉強しなければならないのですよ」
「さっきも言ったけど、知らないことがあったらそのとき徹底的に調べればいいのだよ(笑)
TKCの先生方が仲間でいるのだから、わからないことは電話で聞いちゃえばいいし(笑)
僕だって相続税のことは何も知らないよ~(笑、声が上がる)」
「開業するには年齢が若すぎると思いませんか?
先生は特別な存在だから26才で開業できたのでしょうけど、私は27才でも、まだまだ社会経験の無い若造ですよ?」
「若いことが武器なの!絶対にマイナスにはならない。
僕なんか、『若い』というだけで関与先になってくれた社長さんがたくさんいるよ!」
「・・・・・・・」
祁答院先生は、ちょっと酔った、いたずらっぽい顔で私を見て、
「へへ~先生(私のこと)~、独立できない言い訳がなくなっちゃったよね~(笑)
先生なら絶対できるって。僕が保証する!」
私は胸がドキドキしていた。
遠い遠い、自分には縁の無いはるか彼方の夢だと思っていた
「独立開業」が夢ではない。
本当に「可能なこと」なのだ。
あの尊敬する祁答院先生が「私ならできる」と言ってくれている。
頭の中に巣くっていた「枠」がガラガラと音を立てて壊れていくのを感じた。
(つづく)
http://gold.ap.teacup.com/applet/kanari/200709/archive
2007年9月7日に第一話を公開した「かなり会計はじめて物語」
もう7年も前に、過去を振り返り、
過去から学ぼうとコツコツと書いていた回顧録。
それが、未だにマイドキュメントに残っています。
当事務所も、産休の職員を入れて17名の大所帯。
新入社員もこの春入社することから、
かなり会計の企業理念の基となった、
短くとはいえ、歴史を知っておいて欲しいとの願いを込め、
再会いたします。
ちょっと恥ずかしいことも書きますが、
感想をメールやコメントで頂けると幸いです。
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先生が接客を終え、私たちの処へ来てくれた。
「良く来たね~、早速外で飲もうか!」
そう誘われると、早々に事務所を後にして、
祁答院先生と伊藤氏、そして私の3名で、
大通りぞいの建物の2階の焼肉店に連れて行かれた。
先生の話し方は、少し「オネエ」風(女性的)で、
とても優しく、愛情に満ちたものでした。
(私はいつも「オネエ」風の話し方をする恩師に縁がある(笑))
会話の内容は、良く覚えていないが、先生は実に気さくにお話してくれた。
焼き肉をほおばりながら、楽しい会話の時間はあっという間に過ぎ、
夜の12時を回る頃、私は先生に尋ねてみた。
「先生、税理士事務所を開業するのに、経験って必要ですよね。
どのくらいの経験がいるものなのですか?」
すると先生。あっさりと。
「経験なんていらないよ~!!(笑)
独立してから勉強すれば十分だよ~」
「ですけど、必要な知識があるでしょう?
私は法人税を試験科目で勉強したのですけど、所得税や相続税は全く知らないし、
これから勉強しなければならないのですよ」
「さっきも言ったけど、知らないことがあったらそのとき徹底的に調べればいいのだよ(笑)
TKCの先生方が仲間でいるのだから、わからないことは電話で聞いちゃえばいいし(笑)
僕だって相続税のことは何も知らないよ~(笑、声が上がる)」
「開業するには年齢が若すぎると思いませんか?
先生は特別な存在だから26才で開業できたのでしょうけど、私は27才でも、まだまだ社会経験の無い若造ですよ?」
「若いことが武器なの!絶対にマイナスにはならない。
僕なんか、『若い』というだけで関与先になってくれた社長さんがたくさんいるよ!」
「・・・・・・・」
祁答院先生は、ちょっと酔った、いたずらっぽい顔で私を見て、
「へへ~先生(私のこと)~、独立できない言い訳がなくなっちゃったよね~(笑)
先生なら絶対できるって。僕が保証する!」
私は胸がドキドキしていた。
遠い遠い、自分には縁の無いはるか彼方の夢だと思っていた
「独立開業」が夢ではない。
本当に「可能なこと」なのだ。
あの尊敬する祁答院先生が「私ならできる」と言ってくれている。
頭の中に巣くっていた「枠」がガラガラと音を立てて壊れていくのを感じた。
(つづく)