沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。


平家物語の有名な一説。

この「盛者必衰の理」は決して避けて通ることはできない。

現在、まさに「我が世の春」を謳歌している、人、会社、団体、学校がある。
しかし、長い目で見て「必ず」これらの「我が世の春」は終息を迎え、衰退期を迎える。
繰り返すが、これは、絶対に避けることは出来ない。


ただ、衰退を遅らせることはできる。
次の我が世の春を迎えるための・・・
そのためには・・・・


他の追随を許さない、確固たるインフラを整えること。
「我が世の春」を支えた「カリスマ」がいなくなった後でも、
そこそこの結果を残せるようなインフラである。
社屋でも、システムでも、人脈でも人的資源でも、組織でも、 練習場でも・・・


私の師匠から聞かされた「ビルゲイツの伝説」がある。

ビルゲイツは、毎朝、カーテンを開けて朝日を浴びるとき、
今日が頂点なのではないか??という恐れを抱くという。

その恐れを胸に、その日もマイクロソフトの経営に真剣に立ち向かってゆくという伝説である。

「強者は常に自分を弱者だと感じる。」

そう感じればこそ、衰退期に耐えられるようなインフラを、
強者のうちに整えることができるのである。

「我が世の春」を謳歌している強者でいることが可能なのは、
99%が「天の配剤」である。
その時の人の努力、才能、能力は1%の影響しかない。

そう感じて、ちょうど良いバランスである。

挫折のある人間は、このことがよくわかっている。
そう、あれほど努力したのに、報われなかった・・・・
という経験をしているから。

頂点しか経験していない人間、挫折をしらない人間は危うい。
より自戒が必要である。