お菓子探偵ハンナシリーズの『ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ』より、ジョージア・ピーチケーキを焼いてみました。

 

  事件が起こって聞き込みを続けるヒロインハンナ。情報を集める為に自動車工場に行くのですが、その時に持っていくのがそのケーキです。ケーキにアルコール分があるよと言うハンナに、じゃ奥さんにちょっと多めに食べさせようと返す工場主の言葉が中々大人のジョークですw。

 

  今回はケーキ部分はレシピの1/2で作りました。アイシングやソースは後述です。アーモンドエクストラストは杏仁酒を、バニラエクストラストは自家製バニラリキュール(ホワイトリカーと氷砂糖とバニラビーンズを使用)を代用です。ピーチジャムはピーチ&グアバジャムを使いました。バターミルクはヨーグルトの水切り後に出たホエーと牛乳とクリーミーパウダーを混ぜて使いました。本当はオールバターですが、バターとマーガリンを半分半分で使って量は少し減らしました。レシピ通りにすると、スパイスは別々に入れるのですが、粉系は全てまとめてふるい入れる事にしました。生クリームは牛乳とクリーミーパウダーで代用です。

 

  有塩バターとマーガリン各50グラムを柔らかくして、グラニュー糖120グラムを混ぜます。パウンドケーキと同じですね。

 

  卵2個を1個ずつ加えて混ぜます。2個目を混ぜる前に、レシピには無いのですが、分離を防ぐ為に、少しだけ粉類を混ぜました。

 

  バニラエクストラスト代わりのバニラリキュール、アーモンドエクストラスト代わりの杏仁酒を各小さじ1/2を加えます。ほんのりいい香り~。バニラの香りをアーモンドの香りが更に増幅させる感じですね。

 

  ピーチジャムならぬピーチ&グアバジャム大さじ4を混ぜます。ほんのりピーチの香り~。ピーチもアーモンドも相性が良いから良い風味になりそうです。因みにアーモンドも桃もバラ科なのです。

 

  中力粉180グラムとナツメグ茶さじ1/4、シナモン茶さじ1/2、重曹茶さじ1/2、ベーキングパウダー茶さじ1を合わせて全体の1/3をふるい入れて混ぜます。

 

  ホエーと牛乳とクリーミーパウダーで作った代用バターミルク120ccの1/2を入れて混ぜます。しゃびしゃびになるかと思ったら、そうでもありませんでした。これを繰り返して全て混ぜます。

 

  160度で50分焼くのですが、1/2ですので43分にしました。途中で焦げ防止のためにアルミ系のお皿を被せます。

   

  焼けた生地にプスプス穴を開けます。結構楽しいw。

 

   バターソースを作ります。今回は分量の1/4で作ったのですが、うっかり砂糖だけ1/3で作ってしまいました。本当はバター28グラム、グラニュー糖22グラム、ピーチジュース大さじ1(ピーチリキュールかピーチブランデーかピーチジュースの選択でピーチジュースを選びました)、バニラエクストラスト代わりのバニラリキュール茶さじ1/2なのですが、グラニュー糖30グラムにしてしまったのですね。お陰でやや濃い目になってしまいましたorz。

 

   バターソースを塗ったのですが、濃度がやや濃い目なせいか全部は塗れない感じでした。もっと染みこんでいくと思ったのですが、やっぱり間違えたからかもガーン。この状態で上を覆って冷蔵庫で一晩冷やします。

  

  ブラウンバター・アイシングを作ります。今回は分量の1/5で作りました。バター11グラムを茶色になるまで加熱し、粉砂糖48グラムを混ぜ、生クリーム大さじ約1/2とクリーミーパウダーを入れて更に混ぜます。バターは焦げるのを恐れて少し色が薄めだったかも知れません。

 

  アイシングを塗り広げてスライスアーモンドを振ります。分量を1/4にしたら、全部塗れたかも。でもアイシング無しの味も見てみたいのでまあこれでいいでしょう。

 

  しっとりとしてほんのりピーチ味の生地にこってりとしたアイシングがいい感じです。アイシング無しもこれはこれで良いですね。何となく柔らかめのバームクーヘンを連想させる味です。バターは全体で400グラム必要という恐ろしいレシピですが、半分以下で何とか抑えられました。アメリカンレシピの場合はソースとアイシングは絶対半分以下で作った方が良いと経験上思いますw。レシピ通りだと恐らく日本人にはまず食べられない代物に仕上がりますw。