お菓子探偵ハンナシリーズの『ウェディングケーキは待っている』よりランチボックス・クランベリー・オートミールクッキーを作ってみました。

 

 なぜかこのクッキーが出てくる場面は本作の中には見当たらないのです。大体その前後で使われてるんですけどね。結婚準備のヒロインハンナがウエディングドレスを買う為に馴染みの服屋に行く場面の辺りにあるので、そこへの差し入れに持って行った感じなのでしょうか?。ここの場面のドレスに関するやりとりがこちらの心情と一緒で頷きながら読んだ記憶があります。うきうきではなくて面倒くさいという所がw。おまけにフリフリひらひらのドレスが似合わないと嘆く所までw。後、クッキーの名前はヒロインハンナのパートナーのダンナであるハーブがランチボックスに入れて持っていくのが好きだからというのが由来です。アメリカはランチボックスに結構お菓子入れて持っていくよねという勝手イメージがあります。ピーナッツバターのサンドイッチとリンゴとクッキーとか定番な気がします。スヌーピーでおなじみのピーナッツにそういう描写が良く出てましたのでね。

 

  今回はほぼレシピの半分で作りました。作り方の手順を一部変更、オレンジゼストの代わりにオレンジオイルを代用です。本当は中力粉を使用ですが、薄力粉を使っています。

 

  今回の材料の難関、クランベリージュースとカロのライトコーンシロップです。たまたまコーンシロップはなぜか某バッタ屋さんにあったのでゲット、クランベリージュースはミックスですが、業務スーパーでゲットしました。今回割合材料が色々いるので、お金持ちな方ならおハイソ系スーパーとかでさくっとまとめて揃えるんでしょうけど、こちらはなるべくお安くでいきたいんですよ~。ですので、情報網を駆使して、あちこち行ってなるべく単価は低く抑えています。

 

  ジュースが色が案外薄めでした。もっと真っ赤な気がするのですが、ミックスだからですかね。

 

  乾燥クランベリー70グラムにクランベリージュース120ccを注いで電子レンジ600wで30秒加熱し、一分おいてから取り出してかき回して暫く置いておきます。多分これで柔らかくなるんですね。

 

  溶かした有塩バター112グラムにグラニュー糖75グラム、先ほどのクランベリー漬けから大さじ1のジュース、塩小さじ1/2、オレンジオイル(本来はオレンジゼスト)、ライトコーンシロップ120ccを入れて良くかき回します。本来はバターの前に混ぜておく一部の材料を後で入れています。

 

  溶き卵1個分を混ぜます。バターの粗熱が取れてからですね。

  

  オートミール2カップを半カップずつ入れて混ぜます。次に刻んだナッツ(今回はミックスナッツにしました)半カップを混ぜます。この場合、アメリカサイズの計量カップなので250ccで計算となります。本当はナッツはクランベリーの次に混ぜるので最後なのですが、計量の都合でオートミールと一緒にしていたのでこうなっています。

 

  小麦粉240グラムにシナモン小さじ1、重曹小さじ3/4、ナツメグ小さじ1/4を混ぜて2回ぐらいに分けて篩い入れて混ぜます。本当は粉以外の材料は溶かしバターに直接入れるのですが、粉と一緒に入れる方が均一に混ざる気がするのでそうしています。

 

  最後にジュースで戻したクランベリーを入れて混ぜます。結構生地が固めなので、木べらに変えて混ぜた方が良いかもしれません。こちらはいつものシリコンヘラから固めのプラスチックヘラに変えました。

 

  生地の出来上がりです。扱いやすくする為に1時間ぐらい冷蔵庫で冷やします。

 

  生地をグラニュー糖をまぶしながら丸めていきます。確かに冷やす前は中途半端な硬さで扱いにくかったのが冷やしたことで程よい固さになっています。

 

 

  シリコンペーパーを敷いた天板に生地を並べて潰します。重曹を使ってるから何となく膨らんで広がりそうな予感・・・。190度で12分ぐらい焼きます。

 

  やっぱりそれなりの大きさになりました。並べ方に気を付けねば。

 

  大きくて柔らかくて弾力のあるクッキーとありましたが、まさにその通りでした。クランベリーとスパイスの風味があってかなり美味しいクッキーです。オートミール多いかなと思いましたが、食感は普通なのでコーンシロップがかなり入ってるのでやっぱりこれぐらい必要なんですね。しかし、本来の分量なら36枚なので、半分なら18枚なのですが、焼けたのは46枚です。小さめに焼くと30~36枚になるそうなのですが、どれぐらいの大きさを設定してるんでしょうか~。スタバにあるようなでっかいクッキーなんですかね、やっぱり。