お菓子探偵ハンナシリーズの『バナナクリーム・パイが覚えている』よりハンナのバナナクリーム・パイをちょっとアレンジして作ってみる事にしました。

 

  お約束の殺人が起こり、その現場にあったのがこのお菓子です。大体ヒロインハンナのお菓子が現場に残されてるのがお約束のシリーズなのですがw。彼女がめでたく結婚した相手の好物でもあるようです。

 

  クラストにプレッツェルを砕いた物を使うらしいのですが、今回はオレオのクッキークラムを使うことにしました。分量は大体レシピの1/2です。

 

  今回の材料の難関、ジェローのバニラプティングの素です。アメリカなら多分簡単に手に入るのでしょうけど、ここは日本なのです。しかし今はネットのある時代、検索して手頃な価格で入手出来ました。このシリーズのお菓子の再現をし始めた時に比べるとこういう材料が手軽に買えることは有り難いのです。

 

  クッキークラム1カップにバター56グラムとブラウンシュガー大さじ1を混ぜます。これが台になる訳ですね。

 

  適当な型に敷き詰めます。今回はちょっと大きめのパイレックスのパイ皿を使いました。これを175度で10~12分焼くのですが、家のオーブンは10度単位なので180度で10分焼きました。

 

  バニラプティングの素を出してみるとほぼ白い粉です。日本でいうとプリンの素みたいなもんですかね。これに冷たい牛乳240ccと大さじ2を入れて混ぜ、ラム酒

大さじ2を入れてよく混ぜます。カスタード状態になりました。

 

  バナナを適当に切って型に並べます。少し厚めにしておきました。

 

  泡立てたクリームを混ぜます。本当は冷凍ホイップクリームなるものを混ぜるのですが、こちらでは売ってないので生クリームを泡立てて混ぜました。100cc分を泡立てたのですが、ちょっと多かったかも。

 

  型に流し込んで表面を整えます。これで冷蔵庫で4時間以上冷やして固めるのです。うまく固まるかな~。

 

  仕上げに生クリーム100ccを泡立ててメープルシロップ適当を加えます。本当はキャラメルソースなのですが、メープルシロップを使うことにしました。

 

  本当は盛り上がったクリームをすっと持ち上げて角をたててお洒落っぽくするらしいのですが、この暑さのせいかちょっと無理みたいなので、メープルシロップを飾りっぽく垂らしました。これで30分以上冷やして出来上がりです。

  生クリームがちょっと多かったのがやや柔らか気味です。綺麗に切れません。味はほんのりバナナ味のフィーリングと甘じょっぱ目のクラストが中々いいハーモニーです。ただ、カロリーは考えてはいけませんw。この場合、クリームはやはり生クリームでは無くて植物系のホイップクリームを使った方が綺麗に仕上がると思います。この暑さではクーラーをかけて氷水でガンガンに冷やさないといいクリームであればあるほど泡立ちにくいみたいですし。