お菓子探偵ハンナシリーズの『レッドベルベット・カップケーキが怯えている』より、うきうきピンクレモネード・クッキーを作ってみました。

 

  目の前で墜落事件が起こり、どうもそれが人為的な物らしいと、被害者の早朝の電話から知ったヒロインハンナ、早く起こされてフラフラの中、このクッキーの生地を作って焼いています。目覚ましに必ずコーヒーが必要らしいのですが、何杯飲んでいるのかちょっと気になります。二杯飲むとこちとら胃にきますのでw。

 

  今回のレシピのネックは濃縮ピンクレモネードでした。必要なのは少しなのでその為にわざわざ手に入れるのもな~(一袋が結構大きい&高価)と考えていたところ、丁度フリマアプリでいい物を見つけてゲットしました。アメリカ製の粉末のピンクレモネードの素です。これを適当に入れれば良さげです。

 

 

  本当はバターをふんわりと泡立てて卵を入れてレモネードやその他の材料を入れていくのですが、今の気候だとバターはすぐぐにゃぐにゃになりそうなので、粉類を混ぜてバターを切り交ぜ、溶き卵を入れる方法にする事にしました。今回の分量はレモネード以外はほぼレシピ通り、有塩バターを無塩バターに変え、約10グラム減らして作っています。食用色素は味に関係ないので省きました。

 

  小麦粉210グラム、グラニュー糖60グラム、ベーキングパウダー小さじ1/2、重曹小さじ1/4、そしてピンクレモネードの粉末を大さじ2/3入れてみました。はっきりと色が分かる~、やっぱりアメリカ製。

 

  バター100グラムを切り交ぜていきます。全体が砂っぽくなって何だか良い香りがしてきたら(これは私基準w)それでOKなのですが、今回はレモネードの香りでその香りがしないので、ざらっとした感じになったら良しとします。

  溶き卵に一応濃縮レモネードは液体ですので水を大さじ2/3混ぜてだーっと入れます。夏だからこんなもんですかね。

  まとめると少し柔らかめです。冷蔵庫に入れて一晩置いておきます。かなりピンク色ですな~。

  翌日適当な形にまとめて天板に並べていきます。わかる位のピンク色~。これに食用色素を入れたらもっとえらい事になりそうですな。

  175度で10~12度焼くのですが、家のオーブンは10度単位なので170度と180度でそれぞれ焼いたり天板の向きを変えたり段を途中で変えたりして調整してみました。それでも、少し下が焦げたりもうちょい焼いてもいいかなと思ったりになってしまいました。意外と難しいです。

  フロスティングを作ります。これも本当はレモネードに粉砂糖やバターを加えて水か牛乳で薄めるのですが、粉末ピンクレモネードの素と粉砂糖とバターを混ぜて、水で調整する方法を取りました。ほんのちょっとしか入れてないというのに何ですか、この色は~。レシピ通りだとこれにも食用色素を加えるんですぜ。どれぐらい派手派手なピンクにすれば気が済むんですかね~。大体本来の分量の1/6ぐらいで作りました。バター小さじ1、粉砂糖40グラム、水小さじ1と1/2、粉末ピンクレモネードの素少々です。

 

   上の分量で約19枚塗れました。何だか、昔懐かしのフォンダン掛けの動物ビスケットを連想します。味はレモン味の効いた少しソフト目の食感のサブレクッキーです。フロスティングのある方が更にレモン味が楽しめます。しかし、アメリカ製の即席ドリンク粉末の凄さをつくづく思い知りました。味も色もかなり濃そうです。残りはその内水に溶かしてみて試飲してみましょう。夏のスポドリ系になりそうですw。