クッキング・ママシリーズの『クッキング・ママの最後の晩餐』より雪を頂いたチョコレート・クッキーを作ってみました。

 

 

  教会の資金集めの為のディナーパーティーを請け負っていたヒロインゴルディ、元々はそれほどの人数ではなかったのですが、教会の神父がえらいこっちゃになったのがきっかけで倍以上に人数が膨れ上がり、しかもセキュリティの都合で信者達の持ち込み料理という手段も使えません(割合、教会系のイベントは信者の料理持ち込みが良くあります)。どーしよーかとあれこれ考え、打開策の一つとして冷凍していたこのクッキーをデザートに使うということになります。

 

  クッキーの元々作られた経緯がちょっと楽しいです。ベイクセール(アメリカでは学校や施設などで資金集めの為に自分達で焼いたお菓子類を売るバザーがしばしば開催されます)でクッキーを持ってきてほしいと頼まれたゴルディが、1ダースでよかったのにそれは少ない、1ダースを1ダースだと思い込んだ結果なのです。持ち込まれた会場側の反応がどうだったのかな〜w。

 

 なんか似たようなの作った記憶があるな〜と思ったらこちらでした。ただし、こっちの方が材料はかなり豪華です。

 

  今回はレシピの1/4で作りました。ブラウンシュガーは三温糖+黒蜜で代用、チョコレートエッセンスの代わりにチョコレートリキュールを使っています。エッセンスは売ってはいますが、量が多かったり、送料の方が高くついたりするので、地元のお店で手に入るこちらにしています。

 

 

 

  ビターチョコ27グラム、無塩バター28グラム、三温糖50グラム+黒蜜10グラムを合わせて電子レンジで加熱して溶かします。本当は湯煎ですが、この方が手間がかからないのです。

 

  塩小さじ1/8、チョコリキュール小さじ1/4、バニラエッセンス小さじ1/2を加えます。アメリカのスイーツはなぜか塩を加えるものが多いです。

 

  少し冷ましてから、卵1個を加えて混ぜます。本当は砂糖系と卵を混ぜたものに、チョコ類を混ぜるのですが、少し手順を変えました。

 

  ベーキングパウダー小さじ1/2、重曹一つまみ、小麦粉60グラム、純ココアパウダー大さじ1+小さじ1を篩い合わせて加えて混ぜます。粉類が少ないのでかなりドロドロになりそう〜。

 

  生地の出来上がりです。これを一晩冷やすらしいのですが1/4なので2時間冷やします。

 

  大さじ2/3ぐらいの生地を粉砂糖をまぶしながら丸めて天板にのせていきます。結構柔らかいので一つずつ手早くやりましょう〜。冬だったらもっと扱いやすいかも。

 

  175度で焼くのですが、家のオーブンは10度調整しか出来ないので、180度で8分〜10分焼きます。結構だらーんとしてくっつくのでそれなりに間隔をあけたほうが良いです。

 

  そのまま5分ぐらい置いてからケーキクーラーなどに移して冷まします。焼きたてはかなり柔らかいので、ヘラとかを利用したほうが移しやすいです。間隔はあけたのですが、やっぱりくっついたのでそーっと切り離しました。

  

 

  元々生地自体が柔らかかったので、ふんわかしてますが、表面の粉砂糖の影響でカリッとした食感も味わえます。チョコがなかなか濃厚です。本当はこの分量で10〜12枚なのですが、16枚焼けたので、大さじ1ぐらいずつ落とすのが正規みたいです。