クッキング・ママシリーズの「クッキング・ママの最後の晩餐」より、父のパンを作ってみました。
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クッキング・ママの最後の晩餐 (集英社文庫)
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ヒロインゴルディの父親が作っていたパンです。遺されたレシピが不十分なのを、何とか色々試行錯誤して仕上げていく過程が見ものです。
一番の難関は、ブレッド・ドー・エンハンサーでした。パンを膨らませる補助になるっぽいのですが、材料が一寸特殊なのですね。困ったのは、レシチンとペクチンでした。ちょこっとしか使わないのに、市販の物を買ったら、多分持て余す~。
と、思ってたら、たまたま健康食品のレシチンを安く手に入れられ、ペクチンは食物繊維かつ増粘多糖類でトロミがつくからそれっぽい奴があればと思っていたのですが、トロメイクなるものを少し手に入れました。食物繊維のデキストリンと増粘多糖類が入ってるので、まあこれなら代用になるんでは無いかと推測。何とかいけそうなのでやってみることにしました。
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明治 かんたんトロメイク 500g
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今回は、レシピの1/3で制作です。色々温度調整やら何やら発酵の手順がややこしいですが、ホームベーカリーにお任せします。後、本当はブラウンシュガーなのですが、三温糖で代用する事にしました。そして、バターを切らしてるのに気づき、急遽ラードで代用です。卵は大きめ2/3個を使ってつや出し用に一部取っておくのですが、つや出し用は無しにして、小さめのを一個使います。
ブレッド・ドー・エンハンサーの材料です。ゼラチン・スキムミルク・グルテン・粉砂糖・レシチン・本当はペクチン(の代用のトロメイク)です。
今回のレシピの分だけ必要なので、計算しまくって、ゼラチン小さじ1/5・スキムミルク小さじ1・グルテン小さじ1.5・粉砂糖一つまみ・レシチン小さじ1/5・本当はペクチン(の代用のトロメイク)小さじ1/5でいくことにしました。混ぜるとこのようになります。これに強力粉240グラムを入れて良く混ぜておきます。
インスタントイースト小さじ1と2/3と三温糖小さじ1を混ぜて、程よいお湯に浮かべて10分予備発酵です。いかにも発酵してます~な香りがしてきます。
オートミールカップ80cc分(レシピにはありませんでしたが、バーミックスで粗めに砕きました)と三温糖20グラムと塩小さじ2/3と混ぜ、50度ぐらいのお湯120ccとラード大さじ2/3を入れて更に混ぜます。43度ぐらいにまで冷まします。それに後で卵小1個を入れます。思ったより液体に近い仕上がりになりました。どろっとするかなと思ったのですが。
液体系の仕上がりです。色々溶け込んでいます。
ホームベーカリーのパンケースに液体系を入れ、緩衝用に粉系を少し入れてから、イーストを入れます。すごくふわふわになっててびっくりしました。
オートミールが入るので全粒粉コースでスタートです。スイッチを押した後に、蓋を開けて、お玉で何回かに分けて粉系を入れます。これが今回のパンのコツだそうです。
激しく捏ねてくれます。中々美味しそう~。
一回目の発酵です。結構膨れてます。
最終発酵です。更にふっくら~。
焼き上がりました。重さが軽く感じます。
ブリオッシュみたいな食感ですが、軽めであっさりしています。オートミールがどこにいったかが分からないです~。重い食感になるのかなと予測してましたが、予想外でした。とは言っても結構食べ応えがあるので、材料としてちゃんと主張しています。