あまりに好きだったのでいちいち詳細に書き出してみるべく再生し、書き出そうとしたものの、結局全部良い!!!となってきりがなかったので脚本面に絞って書いてみるが、最終的に書き出しきれず意味不明な断片を並べる。ひどいw

脚本の良さ、セリフの良さが素晴らしくて、この雪組で生き生きと登場人物が飛び出す。

 

 

舞台セットが本になっているこの物語。

自著の上に部屋があるのも象徴的だ。

そして魔法の(笑)ペンが導く奇跡の輪、メイヤー教授めちゃキーパーソン。

 

ルイーザが言う、「書けばいいのよ」と。

ペンが生み出したホームズ、と言っても既に緋色の研究で生み出し呼び起された想像の具現化。

「なぜなら君が書いたから」

そこに10人のホームズズも存在する発想が素晴らし過ぎる。

変装の達人と書いたから作品が仕上がっていなくとも、構想のホームズズも既に存在する。

書いていて乗ってくるとキャラが勝手に動き出す、まさにホームズが主導していく。

 

 

「物語の中ならすべて思いのままになる」

「世界を生み出す最初の一文字」

「想像力は現実

 書いた事実

 恐れがとこからくるのか

 想像力が恐怖

 想像力が魔法」

 

この台詞のさりげなくも重要な事実。

想像力が創造力になり、想像力で幸せにも不幸にもなれる。

 

「僕が人生の主だから」

自分の物語をどう動かす?主人公を幸せにしたいね。

 

作り出した完璧な存在を倒すための完璧な悪党、そのモリアーティをアーサー自ら顕現。

自分で考えた最強に勝てるのは自分。

ルイーザには軽い本がホームズズには重いのもすごく良い。

ルイーザが代わりに滝に落ちる比喩も良かった。

ここの場面の構造も大好き!

 

「やりたいと望むことをやるだけ

 僕らは物語の中で生きてるんだ

 物語の中なら何だってできる」

生き返るルイーザ、これは史実とは違う彼らの物語であり、我々が観ている物語だからなんだってできる。

 

 

「超えろ想像力を」

ポスターで見ていたこの言葉にたくさんの意味が弾けた。

 

「生きていくのは時にとても困難だ

 だからこそ

 世界にはそれでも物語が必要だ」

 

この我々が観ている物語、

それを書いた生田君!!

と、私は幕と共に感動した。

この舞台に描き出された物語。

 

 

悲しいことのあった秋からあの時期に雪組公演の幕が開き、楽しんでいいのだろうかという気持ちもあったし様々思いながらムラ楽配信を観て、エンターテイメントとはなんなのか、それでも生きていかなければいけない現実をどう生きていくか、そういうことに対しての一つの考え方であり等々を凄く考えた…それはそれとして、独立してこの物語の面白さ。

一方で創作物をするという視点での感動も凄まじかったのです。

 

作家が主人公なのでそれはそうなのですが、ホームズ作家と言われるコンプレックスからの脱却、書きたいものの方を評価されない落胆、その存在を疎ましく思う感覚、そしてもはやホームズが悪魔に見える等、大なり小なり一次創作でも二次創作でも創作をしていく上でぶち当たるであろう感覚の数々、それに対する解決策と思考提示。

何より、

「書けばいいのよ」

はい、それしかない真理の一言!

思い描くことを「かけばいい」、それが難しいのだけど。

 

 

創作界隈のTLで割と定期で流れる創作する人としない人の認識差からしてこの作品のその一面についてもなんだかんだ思考したけど、メモしたのかしてなかったのか…ともかく忘れたけど、その辺伝わってない人はいるだろうなということも思った。

この感想後半については、こいつなにを言っているんだ、としか思われないと思う。

※当然どの作品も自分が観て何に響くか、何を面白いと思うかなのでだからどうということもないことです。

 

 

「物語の中ならすべて思いのままになる」

―そうですね、できる!書こう!

 

「世界を生み出す最初の一文字」

―この台詞も凄く沁みて、文字通り物語の世界がそこから始まる、その感覚に凄く感動した。

 まずは書き(描き)始めよう!

 

「想像力は現実

 書いた事実

 恐れがとこからくるのか

 想像力が恐怖

 想像力が魔法」

ーどこがおもろいのかこれでいいのか全くわからんが気にするな書け(描け)!

 この世界を作り出せるのは君だけだ!

 

ということで支離滅裂で伝わる気もしないけどwこれ書いて何になるのかw

すべて「そう!」な事実とセリフに、この作品の面白さと創作へのやる気に震える心地と創作に限らずやりたいことに踏み出すこと、これ以外にもその側面以外でも感じることがあったし、省いたけど演者によるセリフの面白みにも本当に良くて、毎回全部心に沁みて感動した!

 

家族の描写が直接アーサーからされないことの意味について何を感じたかをメモした気がするけどしてないのかも…忘れた。

愚か!!

すぐメモ!!

 

 

では、しつこいけどきりがない演者の演技大好きポイント抜粋↓

壮海かわいかったー!

咲奈ちゃんのしょんぼりのコミカルさ

妻の励ましにどんどんやる気になるアーサーのかわいさ

咲奈ちゃんアーサーがとにかくいい

この作品のコミック調(?なんていうんだっけ)な要素の仕立て

事件に巻き込まれたいかもなぁ!の後のかっこいいモードへのスイッチ

悪漢への攻撃のボクシングの型がリアルなのに舞台仕様にコミカルさが加味されアクションのデフォルメに蹴りの脚の長さ!

心霊現象研究協会の登場が手を上げて出てくるところ

縣のお衣装スタイルバランス

霊媒一連の沙羅アンナと縣の動きと「うぃりあむ・くるっくす」の言い方とどっか行きかけるのを修正する縣と…全部!

催眠術の教授のノリノリで胡乱にかわいい縣

ここも有栖ちゃん

グーパンされる縣教授

悪魔なあーさの、楽曲とあーさの歌も良いし、美貌と楽曲とその表現と、あーさ!

車椅子の夢白ちゃんの演技!

ホームズズ!

みんな!

ぜんぶよかったーーーーー!!