第三回中国華南モノ造り交流会 | 中国華南モノ造り交流会:品質向上・生産力向上

中国華南モノ造り交流会:品質向上・生産力向上

中国華南モノ造り交流会という会を始めることにしました.
月1回くらいのペースで,モノ造りに関わっている方々,モノ造りからヒントを得たいと考えておられる方々と,意見交換・交流することが目的です.

第二回中国華南モノ造り交流会のテーマ「現場改善力向上」が大変好評だったので,第三回中国華南モノ造り交流会では,同じテーマで開催します.
前回の交流会に参加出来なかった方はぜひご参加ください.


中国は,安価で豊富な労働力で多くの外国企業を惹き付けて来た.「ローコスト生産国中国」の特徴を生かし「世界の工場」と言われるまでになった.
1990年代,多くの日系企業は,安い労務費によるコストダウンを狙って,中国に進出して来た.

内陸部からの出稼ぎ労働者が,次々と沿岸部に出て来くる.若くて勤勉な打工妹たちは,次々と入れ替わり,労務費の上昇を考える必要も無かった.

工場の門前に,採用の赤紙を張り出せば,翌朝には求職の労働者が列をなした.内陸農村部には,無限の労働力がある様に思えたモノだ.

しかし2000年代になり,状況が変わって来た.2004年の深センの最低賃金は610元であった.今年2012年の最低賃金は1,500元にまで跳ね上がっている.この8年間で,2.5倍に上昇した.この上昇は今後も継続するだろう.

中国は既に「ローコスト生産国」ではない.
労務費の上昇が,じわじわと製造業の利益を浸食し続けている.
労務費の上昇を価格転嫁できない以上,必死にコストダウンを続けることになる.

こういう状況で「人民元が切り上がる」という発表があったら,ほとんどの企業が行き詰まりとなるのではないだろうか.
すぐさま人民元切り上がる事はないだろう.しかしいつまでも中国政府が,人民元切り上げの外圧に耐えられるとも思えない.

年率10数%の労務費上昇ならば,何とかなる.年率20%の生産改善をすれば良いのだ.
今から,自働化,少数精鋭によるフレキシブル生産等の改善を仕込んでおかなければならない.
継続的な改善力は短期間では身に付かない.2,3年の間に改善リーダを育成し,日々改善する改善文化,改善力を向上して行かなければならない.


第三回華南モノ造り交流会では,現場改善力向上をテーマに議論します.
会場は東莞長安です.


テーマ:「現場改善力向上」
開催日時:2012年8月31日(金)(受付:PM2:30より)
     交流会:PM3:00~PM5:00
     懇親会:PM5:30~PM8:00
開催場所:東莞東豪酒店
     東莞市長安鎮咸西大道接二环路口
     http://j.map.baidu.com/OAw1u
参加費用:A.交流会のみ RMB:150
     B.交流会、懇親会両方参加 RMB:350
講師:林 徹彦
主催:DrivenextGlobal Limited
※日本語講演となります


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