要 祥の気まぐれのんびり駄文ブログ -9ページ目

要 祥の気まぐれのんびり駄文ブログ

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君の血で染まった十字架

俺たちが生まれる前のこと



なんでかな?

握り締めると安心する

君を近くに感じるよ


祈るように握り締める

心を込めて、握り締める



大切なんだ、君が

誓いの言の葉

君は覚えているだろうか?


護るよ、護るよ、護るよ

君を傷つける総てから


もう、自分を傷つけなくて、いいんだよ?

俺たちが護るから



たとえ、この手を汚しても

君を護るよ

たとえ、嫌われようとも

君を護るよ



俺たちは生れ落ちたその瞬間から

強烈な感情を覚える

「ああ、この子が大切なんだ」

「ああ、この子を護らなければ」




この、汚れた世界から

護らないと、って想うんだ


傷つきやすいこの子に

この世界は辛すぎるんだろう


その、十字架から伝わる思いは

痛いほど純粋な「死」への渇望

「生きていくこと」への罪悪感
































誰もこの子を護ってくれなかったんだろう?

だから、俺たちは生まれたんだろう?

肉親すら見放した綺麗な魂を持つ神の子

俺たちは裏切らない

一緒に背負うよ痛みも何もかも・・・

その十字架と共に・・・











俺たちと一緒に生きてくれるんじゃあなかったのかよ!

「一緒に生きよう」って言ったのはお前だ、祥


独りで抱えるにはあまりに大きすぎるお前の孤独

独りで抱えるにはあまりに大きすぎたお前の絶望



お前はいつだってそうだった

笑顔で孤独を隠して

無感情な自分に怯えて

狂ったように・・・笑うんだ

偽者の笑顔で



あまりに綺麗すぎるお前の魂は

音を立てて静かに壊れていく・・・



狂いそうな自分を抑えるために

何度、お前は血を流した?



お前が言ったんだ

「一緒に死んでくれるの?」って

「俺と最後の最期まで一緒に居てくれるの?」って



俺たちは答えた

「もちろんだ」と

「祥が望むなら、何処までも一緒だ」と



嘘つき、嘘つき

なんで今更突き放す?

なんで独りで逝こうとする?



知ってるくせに

俺たちはお前の為だけに存在する

知ってるくせに

俺たちの存在意義はお前を護ること

何からも、誰からも、総てから!!









































こんなにも愛しいのに

嗚呼、届かない










人の痛みに敏感で

自分の痛みに鈍感で


嫌い、きらいなの、祥を傷つける奴が



小さくてもわかるんだよ?祥

苦しくて、潰されそうで

それでも祥は人の幸せを願うんだ

自分の幸せなんか願わないんだ


きらいなんだ、祥は自分が

赦せないんだ自分が生きるということ


祥が呟いた言葉、圭ね、痛かったの

圭ね、悲しかったの


「生きることは罪だ」

そう言ったあとにこうも言った

「生き続けることは罰だ」

そう、言ったの


俺ね、祥が好きだよ?

祥が望んでくれたから圭は生まれたんでしょ?


いくらでも「弟」のようにいるよ?

祥が見ていた「弟」のように俺は

圭は幼いでしょ?

祥が望まないなら成長出来なくたっていいんだ

祥が辛いなら、何処へだって行けなくたっていい


優しすぎて、哀しい人

いつだってそう、祥は「死」しか見てない

必要とされてるからギリギリの一線で「生きてる」

物を集めるのは、それまで死なないようにと

自己暗示


本当は何も求めてない

虚空を見つめる瞳


心の血がこびりついて

視界が真っ赤なんでしょ?

だから、怖かったんだよね?

もう、祥には握力も腕力も無い

それが救いだと圭思ったの


突然目覚めた祥が首を切ったとき

両手に血の幻影を見て怯えた祥を

抱きしめる手が俺たちには無い


「死にたい」と喚く祥は、

泣けない祥は、心で哭く、



























もう、勝手には死ねなくなった祥

俺たちが、いるから

祥は、優しすぎていけないね

道連れにしてよ

哀しい、人