2005年に東宝系で上映。純愛映画として大きなヒットになりました。山田孝之くんが扮する電車男が慌てふためきネット上で報告・相談するシーンでは、オタクや看護師など掲示板の相手と顔文字混じりに高速のやり取りを行います。主題歌はORANGERANGEの《ラヴ·＞パレード》。映画での掲示板サイトの名称は「2ちゃんねる」ではなかったです。映画のロケは北総鉄道の駅や車内、旧新橋停車場前などで行われていたんだそう。
東宝の発表によれば、公開40日目で観客動員は200万人を突破、その後も伊藤淳史くん主演のテレビドラマ【電車男】との相乗効果で健闘し、DVD化にあたり東宝は「最終的に興行収入は35億円に達した」と発表していました。最終的な興行収入は37億円にものぼります。
映画のキャスト紹介です🚃
🚃電車男(山田孝之)
独身のオタク。ある日電車の中で酔っ払いに絡まれていた女性を助けた事から毎日が一転する。
🚃エルメス(中谷美紀)
電車男に助けられた女性。眉目秀麗、心優しいという完璧な人物。
🚃酔っ払い(大杉漣)
電車の中でエルメスに絡んでいた男性。
🚃りか(国仲涼子)
電車男の2ちゃんねる仲間。看護師で、奥手な電車男を後押しする。
🚃ひろふみ(永山瑛太)
電車男の2ちゃんねる仲間。現実世界では引きこもりの男性。
🚃ひさし(佐々木蔵之介)
電車男の2ちゃんねる仲間。みちこ(木村多江)と夫婦関係にあるが仲は冷めきっている。
【電車男】のあらすじは、
【起】
インターネットの電子掲示板「2ちゃんねる」では誰もが書き込みをすることができます。
ここに独身男性板（通称・毒男板）「男達が後ろから撃たれるスレ」という掲示板があり、彼女のいない独身男性や恋愛進行中の男性が書き込みをしていました。
秋葉系ヲタク青年(山田孝之)は、ある夜、電車内で酔っ払いの男に絡まれていた美しい女性(中谷美紀)を救います。数日後、青年は女性からお礼に高級ブランド『エルメス』のペアカップを受け取りました。
これらの書き込みを青年がおこなったところ、青年のことを「電車男」、女性のことを「エルメス」という名称で呼ぶ動きが掲示板にありました。
【承】
電車男はエルメスに恋をしますが電車男は「彼女いない歴＝年齢」だったため彼は初めての事態に戸惑います。
いっぽう掲示板では電車男の恋を実らせようという動きが出てきました。
ペアカップのお返しにエルメスを食事にどう誘えばよいか分からない電車男に掲示板の住人たち（書き込みをする人たちの名称）は必死で助言をします。看護師のりか(国仲涼子)、ひきこもりのひろふみ(永山瑛太)、倦怠期の主婦みちこ(木村多江)、仕事に疲れたサラリーマンのひさし(佐々木蔵之介)、オタク3人組のよしが(岡田義徳)、たむら(三宅弘城)、むとう(坂本真)……。彼らは電車男の恋を実らせるために掲示板にいろんなアドバイスをしました。
【転】
電車男はなんとかエルメスと食事の約束を取りつけます。喜ぶ住人たちは電車男にさらなる助言をしました。
彼らの提案で眼鏡をコンタクトにし、髪も美容院で切ってもらいブランドものの洋服を購入した電車男はムードのよいレストランをチョイスし初めてのデートを成功させました。電車男の報告を聞いた住人たちは自分のことのように喜びます。
その後も住人たちのアドバイスを得ながら何度かエルメスとのデートを重ねた電車男はいよいよエルメスに告白をしようと思い立ちます。住人たちもかたずを呑んで電車男の恋の行方を見守り応援します。
【結】
電車男はまずは正直に自分の秘密を話しました。
ネットで掲示板の住人たちに助言を得ていたこと、おしゃれのアドバイスをもらっていたこと。
その上でエルメスに愛の告白をします。エルメスはにっこり微笑んで求愛を受け入れました。
電車男は気づいていませんが実は酔っ払いに絡まれたエルメスを助けたのが出会いではなくもっと前にもエルメスと電車男は会っていたのです。
電車男の恋は実りました。
掲示板で知らされた住人たちも勇気をもらいそれぞれの人生を前向きに歩こうと決めました。
映画【電車男】の主題歌はORANGERANGEが歌う【ラヴ·・パレード】です。
【電車男】なネット社会になって出来上がった究極の恋愛ドラマだったかも。
映画【電車男】は初恋の悩みを2ちゃんねるに相談したあるオタクの実話（掲示板の書き込みなので信憑性は100％ではないかも知れませんが💦）を映画化したものです。
主人公は22歳の同人オタク（山田孝之）。彼は今日もアキバ（秋葉原）のフィギュアショップなどを覗いた後、私鉄で帰路につこうとしていました。そのとき目の前で中谷美紀似のお嬢様（中谷美紀）が酔っ払いに絡まれ彼は思いもかけず彼女を助けてしまう。後日お礼にエルメスのティーセットが届いたことから彼は自分の高まる恋心を匿名掲示板「2ちゃんねる」に相談するのだった。
普段は罵詈雑言の嵐を浴びせる2ちゃんねるの名無しさんたちである様なんですが(2ちゃんねるは今は5ちゃんねるになってるのかな？)、あまりに切実かつ純情な主人公の様子にやがてマジレスが飛び交うようになります。ハンドルネーム「電車男」を名乗る主人公はそんな彼らからのアドバイスを元に助けた彼女（オタク達からエルメスと命名）にアタックするというラブストーリーです。この映画の面白いところはまず
電車男と言うキャラクターの持つリアリティです。
彼のような奥手なオタク男性は世の中にきっとたくさんいるんじゃないか。多分2ちゃんねるの該当スレッドにもたくさんいたのだろうと推測されます。そして彼のような男性がエルメスといういわば「別世界のキラキラした住人」に好かれるために四苦八苦するというギャップや恋を成就させる困難性こそが掲示板の住民達を応援隊として本気にさせたと思われます。
もうひとつは映画内で電車男の友人が一人も登場せず最後まで彼は、
ネット上の顔も知らない人々達に助けを求め続けた
という日常の人との付き合い方です。ある程度成人していてチェリーボーイでデートの誘い方すらわからない彼もそれがみっともない事だということは自分でも痛いほど理解しており、だからこそ、この人生の転機になるかも知れない重要な事態を相談できる相手は見知らぬ2ちゃんねるの住民しかいないんです。この現代において22歳で童貞（そしてオタク趣味）という事がいかに男にとって情けないことであるか、電車男もレスする相手側にも共通認識としてあると思われるが誰も疑わないその事実こそ今のSNS時代をリアリティに表しているとも言えますね。
主演二人のキャスティングについてですが山田孝之くんは元々演技派なので【電車男】に憑依していて100点といっても良い好演でした。ネットの助言により外見がオシャレに変わっても態度はまるっきりオタク少年のまま。ただ山田孝之くん自体がイケメンなので喋らなかったらエルメスとのツーショットはかなりお似合いのカップルです😍オタク変身の電車男は見ている視聴者に嫌悪感を与えないギリギリの役作りや何度もクスッと笑わせてくれるコミカルな演技の数々にさすが山田孝之くん❣️と脱帽しました。
ヒロインの中谷美紀さんは彼より7歳も年上でネットでは「少々年齢的に厳しいかな」という声もあった様だけど中谷美紀さんが美しいので全然問題ないよ？と思ったくらいです💓【電車男】の元になった当の2ちゃんねるに、
【エルメスは中谷美紀に似ている】
という電車男ご本人の書き込みがあったそうなので中谷美紀さんにヒロインの白羽の矢が向くのは当然っちゃ当然。変身前の山田孝之くんとのツーショットにはちょっと違和感があったけど映画を最後まで見れば「うん、お似合い」と思えます。電車男の告白に対するエルメスの返事がかわい過ぎです。この場面ではいわゆる2ちゃんねる用語でいう「祭り」だそうで、それをCGを使って見事な祭りに映像化していてその演出にはこっちまで住人の1人の気持ちで盛り上がれました🏮👘✨
【電車男】は掲示板の書き込みを映画化した初の日本映画だそうですが何気ない日常の書き込みを実によく整理し映画用に構成したんだなぁと感じられます。
映画版では書き込み者を数名の実体あるキャラクターとして簡略化しており（ヒマな主婦や、能天気なオタク3人組、引きこもりの少年など）、彼らを魅力的かつ人間的な存在として描くことによって
「見知らぬ人間からの助言を真に受ける電車男」
という特異な構図を違和感無く再現しています。
この物語の大前提である
「同人オタクの電車男がはたしてエルメスのようなオシャレなお嬢様と仲良くなれるのか」
という疑問に対しては、多分女性中半分以上はオタク男性を拒否するかもしれないけど世の中って不思議なものでたいていの人間には適した相手というものが存在する様に思えます。このエルメスも少し変った人であることには変わりが無いのですが、やはり二人は出会うべくして出会ったはずでこれほどリアリティある恋愛物語もなかなか無いと思われます。近年の恋愛ドラマに限っては主役どちらかが不治の病とか道ならぬ恋とか偽善的(ちょっと言い過ぎか💧)純愛ドラマの有り得なさとくらべ【電車男】のもつリアリティや存在感のいかに強烈な物語か。これが世間一般的な恋であり電車男が悩む姿こそが世の中にありふれた真実のドラマに近いんじゃなかろうかな。2ちゃんねる用語もこの映画の頃に少し覚えました💡
…とここまで書いたんですが。
映画【電車男】も一見の価値はかなりあります。映画版を観てからドラマ版【電車男】を是非観て欲しい。
伊藤淳史くんはチビノリダーの頃から大好きでした。
伊東美咲さんと伊藤淳史くんの身長差もGood。《ダブルいとう》です。伊藤淳史くんが本当に可愛いんです。
ドラマ版オープニングElectric Light Orchestraの【Twilight】です
今日は真夜中更新になってしまいましたがいつもありがとうございます🎀次回はドラマの予定です📺
「おっもしろくなって来たじゃない〜？」
また遊びに来てね❣️もうちょい寝ます（笑）
