【わたしを離さないで】綾瀬はるか✕三浦春馬✕水川あさみ | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんにちは。今日は内容の過激さに衝撃を受けた問題作、綾瀬はるかさん主演のドラマ【わたしを離さないで】です。
ドラマの予告編からどうぞ。

わたしを離さないで】(原題:Never Let Me Goは、2005年発表のカズオ・イシグロさんによる長編小説でした。同年のブッカー賞最終候補作にもなっています。

最初、2010年にマーク・ロマネク監督によってイギリスで映画化になりました。

日本では2014年に蜷川幸雄さん演出、多部未華子さん主演により舞台化され、2016年には綾瀬はるかさん主演でのTBSドラマ化となりました。

2017年にイシグロさんのノーベル文学賞受賞にともなって本作の注目度も高まり、日本でも注文が殺到して増版されたそうです。視聴率が低くても内容の濃いドラマは本当にたくさんあるからね、前からずっと視聴率制度には疑問があるなぁ。

【わたしを離さないで】の概要は、

2016年の冬クールに、TBS系「金曜ドラマ」枠にてテレビドラマ化されました。主演は綾瀬はるかさん、脚本はセカチュー、白夜行、JINで有名な森下佳子さんです。

ドラマは原作のイギリスから、舞台を日本に移して翻案されています。主人公は「恭子」、ヘールシャムは「陽光学苑」などに置き換えています。物語は恭子が過去に遡って語るモノローグ(=信頼できない語り手)によって進行し、第1話 - 第3話を「第1章:陽光学苑編」、第4話 - 第6話を「第2章:コテージ編」、第7話以降を「最終章:希望編」としていました。

子役の鈴木梨央ちゃんは2013年のNHK大河ドラマ【八重の桜】に続き、綾瀬さん演じる主人公の幼少期を演じました。

ドラマに先駆け、綾瀬さんはイギリスにて原作者のイシグロさんと4時間以上にわたる対談に臨んだそうです。

ドラマの主軸となる3人です。

病院保科 恭子(綾瀬はるか)
原作でのキャシーに相当。
現在は数人の「介護人」を務める。料理、絵画が得意。幼少期は明るくお人好しな優等生で、友彦を常に気にかけ、互いに惹かれていく。
学苑卒業後、友彦、美和と共にコテージ『ブラウン』で生活するが、三人の関係は次第にこじれていき、真実の自決をきっかけに、感情を捨て淡々と自分の使命を受ける事を決意、一人コテージを去る。
その後、美和からの「介護人」リクエストをきっかけに再会する。
病院土井 友彦(三浦春馬)
原作でのトミーに相当。
あだ名は「トモ」。やや押しに弱く優柔不断なところがある。感情が高ぶった時にオナラが出る体質。
幼少期は絵が苦手かつ癇癪(かんしゃく)持ちである事で、からかいの対象にされていたが、恭子や龍子(伊藤歩)の心遣いからサッカー選手への夢を持つ。
「提供者」となった後、恭子とは疎遠になっていたが、美和の「提供」を前に三人で陽光学苑跡地を見に行く約束をし、再会する。
病院酒井 美和(水川あさみ)
原作でのルースに相当。「提供者」となり、恭子を「介護人」にリクエストする。
幼少より自分が一番でないと気が済まない、勝気で小悪魔的な性格。恭子が友彦からプレゼントされたCDを盗んだり、強引に友彦と交際を始めたりと恭子を振り回していく。
その反面、恭子がコテージを去ろうとする事に困惑するなど、内心では彼女に依存する言動もみられる。
ドラマ全十話のあらすじです。
【第1話】
手術台の男性を見つめる女性・保科恭子(綾瀬はるか)。
その表情は、感情が抜け落ち、全てを諦めているかの様に見える。彼女にはとある使命があった。その使命とは…
20年前、山の中にある陽光学苑で生活していた恭子(子ども時代・鈴木梨央)。この学苑では子どもたちが寄宿舎で生活を共にし、教育を受けていた。ある時、恭子は同級生の土井友彦(子ども時代・中川翼/大人時代・三浦春馬)が男子たちからからかわれ、かんしゃくを起こしているところを見つける。女子のリーダー・酒井美和(子ども時代・瑞城さくら/大人時代・水川あさみ)には「放っておけば?」と言われるが思わず駆け寄る恭子。友彦のかんしゃくは治まらず、恭子を突き飛ばして女子たちの顰蹙をかってしまう。
ある日、学苑に新しい教師・堀江龍子(伊藤歩)が赴任してくる。校長の神川恵美子(麻生祐未)の教育理念に魅かれて志望したという龍子だったが、子どもたちの教育を目の当たりにして何か違和感を覚える。
そんな時、恭子たちは神川校長から“大事なこと”を教えられる。
「あなたたちは生まれながらにして『使命』を持っているのです」―。
【第2話】
校長の神川恵美子(麻生祐未)から、自分たちが背負った“特別な使命”について聞かされた恭子(幼少期:鈴木梨央)たち。
それぞれ思い思いに事実を受け止め、幼いながらも運命を受け入れていた。しかし、友彦(幼少期:中川翼)だけはぼんやりと学苑を囲う塀を見つめ、外の世界に想いを巡らせている…。
龍子(伊藤歩)は、残酷な使命を背負った子どもたちを天使と表現し、洗脳とも言える説明をした恵美子に「偽善にもほどがある」と詰め寄るが、何も感じていない恵美子に辟易してしまう。
そんな中、年に一度の展示会が迫ってきた。陽光学苑の生徒たちにとっては販売会で使えるコインをもらえる重要な機会。美和(幼少期:瑞城さくら)たちは、マダム(真飛聖)から作品を選んでもらおうと一生懸命創作活動に取り組んでいた。
一方、現代の恭子(綾瀬はるか)は、恭子からすべてを奪った女・美和(水川あさみ)と再会することに…
【第3話】
月日は流れ陽光学苑を卒業する年になった恭子(綾瀬はるか)たちは、次の生活の場・コテージに移ることに。
コテージへは学苑から2、3人単位で行けるため、生徒たちはそれぞれ誰と行くかコテージの話題で学苑は持ちきりだった。
他の生徒たちと同様、どこのコテージにするか悩んでいた恭子に花(大西礼芳)は、一緒にいても疲れてしまう美和(水川あさみ)と離れ、自分たちと一緒に来ないかと恭子を誘う…
そんな中、サッカーをしている友彦(三浦春馬)の元に差し入れを持って行った恭子。
コテージの話題になり、どこにするのかと恭子が尋ねると「恭子の決めたところでいい」とこたえる友彦。恭子は戸惑いながらも喜びを覚えるのだった。
ある日、友彦から将来サッカーのプロチームを受けたいと告白される恭子は、友彦とともに希望を夢見ていた。すると突然堀江龍子(伊藤歩)が現れ、「あなたたちは何者にもなれない」と聞かされる…
【第4話】
学苑を卒業し、「コテージ」と呼ばれる一軒家に生活の場を移した恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)の3人。
自分たちと同じく“提供者”となる浩介(井上芳雄)や、あぐり(白羽ゆり)ら先輩住人たちと共同生活を送るなかで、陽光出身者には知らされていなかったある事実を知らされる。
そんな共同生活でうまく馴染むことができず、徐々に孤立していく恭子…
さらに友彦と美和の生々しい関係を目の当たりにしたことで、どんどん殻に閉じこもっていたある日、別のコテージで生活する真実(中井ノエミ)から手紙で誘いを受け、会いに行く決心をする…
【第5話】
孤立していた恭子(綾瀬はるか)を支え、恭子の防波堤となっていた浩介(井上芳雄)。
しかし穏やかな日々は長くは続かず、介護人になるためコテージをついに旅立ってしまい、恭子はまた一人に…
ある日、自分の「ルーツ」かもしれない人を見たと、コテージの住人から聞いた美和(水川あさみ)。
悩む美和だったが、自分のもとになった人がどんな人物なのか会ってみたいという欲求を抑えきれず、意を決して恭子、友彦(三浦春馬)らと会いに行くことに。
一方、かつて陽光学苑時代に神川恵美子(麻生祐未)から教わった「のぞみが崎」が、美和のルーツを探しに行った場所から近いことを知った友彦。
「海流の関係で色々なものが流れ着くため、なくしたものがあるかもしれない」という理由で名づられたその海岸へ、自分たちが過去になくしたものもあるかもしれないと期待を膨らませる友彦は、恭子と美和に行ってみようと持ちかける…
【第6話】
思わず友彦(三浦春馬)に好きだと言ってしまった恭子(綾瀬はるか)。やってしまったと頭を抱える恭子だったが、美和(水川あさみ)の知らないところで友彦と秘密を共有することに内心では興奮していた。
一方、友彦は龍子(伊藤歩)からの手紙によって「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」という噂が本当で、それは絵を描くことでもらえるものだと確信し、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵を描くことを決意する。
ある日突然、真実(中井ノエミ)が恭子のもとへやって来た。
「恭子の顔を見に来ただけ」と笑う真実だったが、普段との様子の違いに恭子は不安を覚える…。
【第7話】
さまざまな思いを抱えながらも、美和(水川あさみ)の介護人として働き続ける恭子(綾瀬はるか)。友彦(三浦春馬)から介護人のリクエストがきたことに気付きつつも、気持ちの整理がつかず、いまだ決めきれずにいた。
そんな中、恭子は回復センターの職員から、美和の次の提供に際しての資料を受けとる。提供の告知は介護人の務めであるため、意を決して資料の中身を見ると、そこには“3種同時提供”の文字が。
実質的に即時解体と同義であるその決定を前に恭子は必死に詰め寄るが、職員はもう決まったことなのでと取り合ってくれず、途方に暮れる恭子。
一方、美和は自分の最後の望みとして、友彦を連れて3人で陽光に行きたいと言い出す。
【第8話】
美和(水川あさみ)の希望で、陽光があった場所へ訪れた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和の3人。しかし、そこには陽光の面影はなく、提供者を育てるための別の“ホーム”がそびえ立っていた。
友彦とサッカーをしたり昔話に花を咲かせていた恭子だったが、席を外していた美和の帰りが遅いため、建物の中まで探しに行くと、そこには縄跳びやゲームをしているにもかかわらず、異様に静かで生気がない子どもたちと出会う。無事に合流した3人だったが、帰り際に昔の恭子と瓜二つな女の子(鈴木梨央)の姿を発見する。
そんな陽光からの帰り道、3人で再会する機会を作ってくれたことに感謝する恭子と友彦に、美和は今まで自分が抱えていた思いを打ち明けるが…。
【第9話】
ようやく一緒になることができた恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)。
介護人として働く傍ら、唯一の希望である“猶予”を目指して、恭子は恵美子(麻生祐未)の居場所を探し始める。
友彦の次の提供が決まる前にどうしても恵美子を探し出さなければ…と、焦る恭子。
やがてそんな苦労の甲斐もあって、恵美子が住んでいる所を突き止めた2人。
お互いの愛を証明して猶予を勝ち取るために、友彦が描いた絵を持って恵美子のもとを訪れるが…
【最終回】
唯一の希望であった猶予がないことがわかり、塞ぎこんでしまった友彦(三浦春馬)に3度目の通知が届く。
たいていの提供者は3度目で終わりを迎えるが、なかには3度目を耐えられる提供者もいる。しかし、そうなると体の自由がきかなくなり、トイレも一人ではままならない。
恭子(綾瀬はるか)にふがいない姿をさらしたくない友彦は、自暴自棄になっていたこともあり、恭子に介護人をやめるよう願い出る。
動揺しながらも必死に説得する恭子だったが、ある日、友彦が倒れたと報告を受ける。
そんな中、恭子はばったりと龍子(伊藤歩)と再会。落胆し、無気力となった友彦の 様子を聞いた龍子は、サッカー観戦に友彦を連れ出そうと提案する…

かなり内容がキツかったですね。
クローンとは言え、恭子達の頃は【心】を持ったクローンだったので天使になるのですという名の【臓器提供】の為だけに作り出された人間でした。
やっぱり中には反旗を翻す人も出てくるわけで、この中では真実さんがそうなんだけど、臓器提供する前にたくさんの大衆の前で自死して訴えます。
その事もあって【心】を無くしたクローンをその後は化学で作り出すって哀しい話でした。
恭子みたいに優秀で介護人になれば長生きは出来るけど、たくさんの人を最期に焼却して【始末】しなければいけない。
ラストの先生役の麻生祐未さんが綾瀬はるかさんに【死に損ないました】って寂しそうにいうセリフがあるんですが、残った方も心があるぶん辛いですよね。
【わたしを離さないで】ってセリフは水川あさみさんが最後の臓器提供になる直前に大好きな綾瀬はるかさんに叫んだ言葉でした。
あの時の手をギュッと強く握って【大丈夫だから。私がいるから。】の恭子の言葉に少しだけ落ち着いた感じだったかな。なんやかんやあってもやっぱりお互い大好きな友達だったんですよね。
ドラマ内で何回も流れる主題歌はJulia Shortreedの【Never Let Me Go】です。
今日は皆さん連休かな、熱中症に気を付けて楽しんでね。
最後までありがとうございました。