母から受け継いだクリスマスの記憶
日曜の夜は少し早いクリスマスディナーにしました。平日家族が集まれないことを考慮してのことです。
シュトーレンを食べ終わり、毎年恒例の不恰好で飾り気のないケーキを作って家族で食べました。
子どもの頃、壁には母手作りのタペストリー、玄関のドアにはリースが飾られていました。
近沢レース店のクリスマスマットが敷かれた華やかなテーブルに料理とケーキが並び、レコードプレイヤーからはアンディ・ウィリアムスの柔らかな声が流れている、そんなクリスマスでした。
今、母が一人の家でクリスマスらしい飾りもせずに過ごしているのだろうかと思うと、切なくなります。
幸せな子ども時代を息子にプレゼントできているのだろうか?と自問する習慣は、間違いなく母の影響です。
母が幸せな子供時代を私にくれたからこそ、自分がそうできているのか確認する癖がついたように思っています。
控えめな飾りと、家族への感謝
我が家の今年のクリスマスは、慌ただしいことを理由に、譲り受けたタペストリーもランチョンマットも出さず、小さなコーナーだけで済ませました。
どちらにせよ夫も息子も関心がないので自己満足ではあるものの、その時期だけの美しい飾りは、楽しい記憶とともにほんのり心を温めてくれます。
結婚した年と息子が誕生した年の2枚のイヤープレートを見ると、穏やかな日常が送れていることに感謝の気持ちが湧いてきます。
そして新たな気持ちで家族に向き合うことができるようにも思います。
息子の言葉と、積み重ねる信頼
そんなことを思っていたのに。
ケーキを食べ終わった頃、息子が「旅行前にこういう話すると雰囲気悪くなるとは思うんだけど・・」とぽつぽつと話し始めて…驚き。
夫と私についての信頼関係(がないという)話でした。そんなふうに思われていたんだと思うと動揺が隠せず、「でも、こうじゃない?」などと抗弁してしまいました。
素直に悪いところを認められないのが私の欠点。
話してもらえるだけでありがたいよね、という夫の言葉に、その通りだなと思いました。
信頼残高をまた毎日、積み重ねていきたいと思います。
こんなブログを書いたばかりだったのにね(笑)
今日は22時からまたもやVaundyの番組「18祭(フェス)」。息子と一緒に観る約束をしています。
音楽はいつでも私たちの傍にあります。ありがたいことに。
息子の横顔を見ながら、まだ知らない彼の気持ちがたくさんあるのだと静かに思いました。
年末年始のアメリカ旅行で、また少し違う景色が見えてくるのかもしれません。
ところで今朝のこと。
夫は夫で、私に分厚いプリントアウトを見せてくれたのですが、そこには息子の話をベースにAIとの長~いやりとりが書かれていました(笑)。


