帰宅後の「切り替え」の時間

ここのところ帰宅時間が遅く、なかなかブログも書けずにいます。 


仕事を終えて、気持ちを切り替える時間について少し考えていたので、今日はそんな話を。

 

サードプレイスという考え方

「サードプレイス」。 この言葉を初めて知ったのは、10年ほど前にスターバックスについての本を読んだときでした。

 

サードプレイス(Third Place)とは、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した概念で、 自宅(ファーストプレイス)と職場(セカンドプレイス)以外の、心地よく過ごせる第三の居場所のこと。

 

人によってそれは、カフェだったり、公園だったり、バーだったり。 人が自由に集い、会話し、リラックスできる空間を指します。

 

スターバックスが「サードプレイス」をブランドコンセプトに掲げているのは、 創業者ハワード・シュルツがイタリアのバール文化に感銘を受け 「人がくつろぎ、つながり、安心できる空間を提供したい」と考えたからだそうです。

 

スーさんのサードプレイス

サードプレイスと聞くと、思い出す人がいます。 

以前の職場でご一緒した、スーさんのこと。

 

私より10歳年上のスマートな山男で、何かをお願いすると風のように素早く対応してくれる方でした。 若いマネージャーだった私を、いつもさりげなく支えてくれる、温かくて頼れる先輩。

 

スーさんは、仕事を終えると毎晩のようにバーへと向かいます。 15分ほど「やあやあ」と会話を交わし、店を替え、2〜3軒回って帰る。 あるとき聞いてみました。


「そんなにせわしなくて、疲れませんか?ただでさえ、仕事で疲れているのに」

 

「だってほら、私を待っててくれる人がいるじゃない?」

 

と、スーさんは笑顔でウインク。


私も一度行きつけのバーに連れて行ってもらったことがありますが、常連さんの友達があちこちにいる人気者でした。

他業界の話もご存じなのは、これだけ多くの方と会話しているからなんだ・・と合点がいきました。

 

 さらにスーさんは、こう続けました。

「会社からそのまま帰るとね、モヤモヤを持ち帰ることになるじゃない。 全部消化してから家に帰るんですよ」

 

いつもスーさんが上機嫌な理由が、わかった気がしました。

 

私にとってのサードプレイス

誰にとっても、平常心を保ち、自分を取り戻すためのサードプレイスは必要なのだと思います。

では、私のサードプレイスはどこなのか?

 

帰路の電車で揺られながら本を読む時間。

イヤホンで音楽を聴く時間。 

 

そして、実はブログを読む時間が、いちばんサードプレイスに近いと気づきました。

サードプレイスの定義にぴったり当てはまっています。

  • 自宅でも職場でもない「第三の場所」

  • 誰でも気軽に立ち寄れる中立的な空間

  • 社会的地位や肩書きを気にせず過ごせる場所

  • 会話や交流が自然に生まれる雰囲気

  • アクセスしやすく、日常的に利用できる


スーさんにとってのバーを、私はブログという形でヴァーチャルに訪れているのかもしれません。

今や自分にとって、なくてはならない場所です。


みなさんにとってのサードプレイスはどこですか?

 

 

そんな夜に寄り添う音楽

最後に、最近よく聴いている音楽をひとつ。 


Cleo Sol を聴いていたら、Spotify が紹介してくれたアーティスト。 すっかり気に入って、ここしばらくリピートしています。

 

 

 

Durand Jones & The Indications(デュランド・ジョーンズ&ジ・インディケーションズ)。 アメリカ・インディアナ州ブルーミントンで結成されたソウル/R&Bバンド。


リードボーカルの Durand Jones、 ドラムとファルセットボーカルの Aaron Frazer、 ギターの Blake Rhein を中心に活動しています。

 

大学の “IU Soul Revue” で出会ったメンバーが、 古いソウルの温度を現代に甦らせたいと集まり、 2016年にデビューアルバムを発表しました。

 

60〜70年代のスウィートソウルやディープソウルを下敷きにしながら、 現代的な軽やかさをまとった音。 


Durand の力強いソウルボイスと、Aaron Frazer の甘いファルセットが交差し、 懐かしさと新しさが同時に響いてきます。

 

「Cruisin’ to the Park」や「Sea Gets Hotter」は、 夕暮れの街や海辺の空気をそのまま閉じ込めたようなメロウな楽曲。 


呼吸が穏やかになるような曲たちです。

 

 

 

心を鎮めたい時。モヤモヤを晴らしたい時。


そっと寄り添ってくれる、みなさんにとってのサードプレイスになりますように。

では、どうぞ穏やかで静かな夜を。