昔は邦画はまったく見なかったですが、
最近はとてもいい映画が多いです。
『ぐるりのこと。』は
流産によってうつ病になってしまった
妻・翔子(木村多江)と
裁判所で、犯罪者の画を描くことを仕事にする
夫・カナオ(リリー・フランキー)の
夫婦の時間を描いた映画です。
心にくいこんでくる映画でした。
「なんで(こんな)私と一緒にいるの?」
という翔子のセリフと、
それに「・・・好きだから。」と
まるで自分も
今改めて気付いたかのように答える
カナオの声がずっと残っています。
また、ふたりを繋げていたものに
”画を描く”ということが
象徴的でした。
カナオが描く翔子のお父さんの絵、
翔子が描く花壁画の絵。
画の上には
お互いが自ら発した「個」があり
それを見る「ふたり」の視線が重なり
そういうふうに
一枚の紙を共有することの連続で
夫婦になるのかなって
ちょっと思いました。
わたしも、どんな醜態を見せても
何でも「かわいい」
「好きだからかわいい。」
と当然のように言ってくれるひとを
大切にしようと思いました。
