現在小学一年生のダウン症の娘・カナメ(仮)の誕生からこれまでの日々のことをマイペースに綴っていきます。

心臓のカテーテル検査から3日後、カナメは心室中隔欠損閉鎖のため手術を受けることになった。


朝8時ごろに手術室へ移動予定だったので、私は前日から付き添うことに。この日も前回同様、一睡もできぬまま朝を迎えた。


水分制限があったため、長時間ミルクを飲めないまま手術に臨むことになったカナメ。グズることもなく、ブカブカの手術着を着て手足をパタパタさせていた。

8時ちょっと前に自宅から夫が到着。まもなく看護師さんがお迎えに来られ、手術室へ向かった。

やはりお腹が空いていたのか、手術室の看護師さんに引き渡す直前まで夫のポロシャツの袖をずっとチューチュー吸っており、袖はベッチャベチャになっていた。


申し送りの後、カナメを見送り私たちは家族向けの控え室で待機することに。

私たちの他にも何組か待機している方がいらっしゃり、部屋はシーンと静まり返っていた。睡眠不足と静けさもあいまり、いつの間にか眠ってしまっていた。


13時すぎに携帯が鳴る。手術が終了し、NICUへ移動が完了したので来てほしいと看護師さんからの知らせだった。

NICUへ到着すると、看護師さんがカナメの病床まで案内してくれた。たくさんの点滴やドレーンに繋がれて横たわるカナメを目にした瞬間、涙が溢れてしまった。身体中に管をたくさん付けて、素人目には何が何だか分からなかった。


執刀医の先生方が来られ、無事手術が終わったことを報告してくださった。先生にフェルトのような布切れを手渡される。

カナメの心室の穴を塞ぐために使われたもので、たった1センチちょっとの小さな小さな円形が切り取られていた。

傷口を縫うように穴を塞ぐのかと思っていたが、穴にこの布をあてがって縫い付け、徐々に周辺に細胞が根付いていくという。こんな小さな穴に処置を施せるなんて、なんという神業なんだろう…。


先生方に御礼を言い、ずっと心配してくれていた私の母や姉にも手術が無事終わったことを報告。いったんNICUを後にし、朝から何も食べていなかったので夫と昼食へ。涙が止まらず、ハンカチで目を抑えながら院内を移動した。


NICUは面会時間が短く、夕方にはカナメとバイバイすることに。カナメは術後2、3日ほど麻酔がかかったままでずっと眠り続けていた。