シュンガイトの特徴
産地のカレリア共和国では、古代に飛来した隕石の破片と混在して堆積しており、非晶質で(結晶構造がない)、地球上で1カ所からしか発見されないことから、モルダバイトのように、シュンガイトそのものが巨大隕石の残骸ではないかという説もあります。
名称の由来
カレリア共和国(ロシア)のシュンガで産出されるため、シュンガイトと呼ばれています。シュンガイトは今のところ、同地でしか発見されていません。
シュンガイトの意味
シュンガイトは、見かけは黒っぽい塊で、決して美しい石ではありません。しかし、奇跡の石と呼ばれるほど凄いパワーを秘めています。
【長寿の里に出る不思議な黒い石】
シュンガイトは今のところ、ロシアのカレリア共和国でしか発見されていません。
地元では昔から、健康に良い「癒しの石」として伝えられてきました。地元の方々は、シュンガイトを入れた水を日常的に使っており、そのせいか病気にかかる人が少なく、怪我の治癒も早いといいます。また、シュンガイトを入れた水を使うと、切り花や果物が非常に長持ちするという報告もあります。
実はこの石、ロシアを一大帝国に変貌させたピョートル大帝も愛用していました。
彼の祖母はシュンガイト水を飲んだことで不妊症を克服したと言われ、感謝の気持ちを込めてカレリアに修道院を建てさせました。
ピョートル一世も、医師に命じてシュンガイトを研究させ、自らシュンガイトを浸した水を使うなどして実験。その効果を確信し、シュンガイトを産出するカレリアに、ロシア初の療養所を設置。負傷した兵士たちを送り込み、シュンガイトを使って浄水した温泉水で治療させたそうです。
【秘密はC60フラーレン】
シュンガイトが「癒しの石」「奇跡の石」と呼ばれるその秘密は、地球上で唯一、天然フラーレンを含む石だから!
最近では、アンチエイジングの美容液やクリームなどで、「フラーレン配合」「フラーレン化粧品」と銘打った製品があるので、女性の方なら一度は耳にしたことがあるのでは?
フラーレンは、一度に大量の活性酸素(フリーラジカル)を吸着し、これを消去・無害化する作用があります。抗酸化能力は、実にビタミンCの172倍。そのため肌の老化防止などに効果が高いとされているのです。
(詳しくは参考サイトkaiun-navi.jp)