こんにちは。

房仙会・三島校の香奈子です。

 

房仙先生によるオンライン・レッスン4月度が、

6日(木)から始まっています。

受講された生徒たちが、感じたことをSNSに投稿し、

それを先生がブログで紹介するという往復書簡のような状態が

続いています。

 

SNSで公開されているので、一般の方にも読んでいただけます。

包み隠さずの房仙会を知るツールです。

 

今朝の房仙先生のブログはこちらです。

 

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0e17KNfWdjycT3GnVrK1qS4Z9ahhP9JA1NqgXfkfcMb1aU6JJZKiVQC5as8WSM3iGl&id=100001999545413

 

自然体のお話から、裸のエピソードにつながる文章が

先生らしくて、すてきなんです。

 

ブログ内で「私の自然体は、はだかで生きることかな?」と

仰っています。

 

先生自身が真っ正直で”素”で生きておられるからでしょうか?

真実にズバッと切り込むことが、ままあります。

 

よく先生は、生徒が書いた文字からその人の心理状態を把握します。

 

先生曰く「字が語っているもの」

 

だから先生の前で、心に着ぐるみを来たり、取り繕ったりしても

バレバレなんです。

 

作品には、作者のありのままが表れるそうです。

普段気取ったり、口下手だったりしても”裸の部分”や”素”が出てしまうんです。

 

昨夜のオンラインレッスンの後、

鳩居堂へ出展した生徒達の生の声を聞くことができました。

 

「今年は、自分の精一杯を出しました」

「追い込まれて、これ以上書けないと思い提出しました」と

いう言葉が数人から発せられました。

 

生徒の「素」やその時の「最高」を引き出す指導は

房仙先生にしかできません。

 

また房仙先生ご自身から「今年の作品はね…。」と

作品づくりのエピソードをお話しいただきました。

 

実は、前衛的な作品が仕上がったのですが、

お身内からダメ出しが出たとのこと。

 

やはり見る側の視点や感じるポイントを考慮しなければ、

作品として成立しないと語られたのです。

なんという謙虚な姿勢でしょうか。

 

伝統的な書を教わる私たちは、決して自己満足に陥ってはなりません。

 

私は作品づくりの過程で先生に

「目が肥えたせいか、自分が書くものが

ダメだってことだけは分かるんです」と申し上げました。

 

すると「ようやく香奈子もその域に来たのね。

私も今だに納得がいく線が書けないことがあるの」

 

「これから書けない現実と向き合っていくことになるわ。

楽しいばかりではない長い道のりだけど、がんばりましょうね」

と仰っていただいたのです。

 

このお言葉は宝物です。

 

鳩居堂に出される作品は、どれも作者のはだか(素・ありのまま)が

表れていることでしょう。

その辺も鑑賞ポイントにしていただけると、より楽しめるかと思います。

 

そしてどんな表装で、掲出されるかも見どころです。

房仙会書展まで、あと3週間です。

ぜひ、足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます。

第23回 房仙会書展のご案内

【日程】4月28日(金)11時~18時

    4月29日(土)11時~17時

    4月30日(日)11時~16時

【会場】銀座・鳩居堂画廊 3階・4階