五木の子守唄からしあわせを考える | 独立型社会福祉士 あなたのしあわせサポート かみや社会福祉士事務所

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あなたのしあわせサポートかみや社会福祉士事務所 神谷公省(かみちゃん)のブログです

こんばんは、久しぶりのブログ更新になります。

スクールソーシャルワーカーや介護講座などで忙しくさせて頂いています。



熊本の民謡として有名な五木の子守唄。
みなさんはこの子守唄の歌詞を改めて読んだことがありますか?

私はここから数十年前まで山村等で暮らす人びとの生活を感じてしまいます。
今の世の中と比べることが良いかどうかは解りませんがこの唄を考える度に今の暮らしに感謝の気持ちになります。

みなさんはどういう気持ちがしますか?

「しあわせ」の意味、考えてみませんか?



(1)
おどま 盆切り 盆切り
盆から先は おらんど
盆が早(は)よ来(く)りゃ 早よもどる

(訳)
私たち(の子守奉公)はお盆まで、お盆まで
お盆が過ぎたら居ませんよ(実家に帰るんですよ)
お盆が早く来れば、早く(家に)帰れる


(2)
おどま かんじん かんじん
あん人達ゃ よか衆(し)
よかしゃ よか帯 よか着物(きもん)

(訳)
私たちは 貧乏で みすぼらしい
あの人たち(ご主人たち)は お金持ち
あの人たちはみんな 美しい帯や着物を持っている
(お盆に家に帰ったとき、自分も着れたらいいけど・・・)


(3)
おどんが うっ死(ち)んだちゅて
誰(だい)が泣(に)ゃてくりゅきゃ
裏の松山ゃ 蝉が鳴く

(訳)
(遠く離れた所に子守奉公にきた)
私が死んだからといって
誰が悲しんでくれましょうか 
裏の松山で、蝉が鳴くだけです


(4)
蝉じゃ ごんせぬ
妹(いもと)でござる
妹泣くなよ 気にかかる

(訳)
蝉ではありません
私の妹です
泣かないでちょうだい、(どうしたのかと)心配になりますよ


(5)
おどんが うっ死(ち)んだば
道端(みちばちゃ)埋(い)けろ
通るひと毎(ご)ち 花あぎゅう

(訳)
私が死んでも(墓参りなどしてくれないだろう)
(それならば、人通りのある)道端に埋葬して下さい
通る人たちに 花でもあげてもらえるでしょう


(6)
花はなんの花
つんつん椿
水は天から 貰い水

(訳)
(あげてもらえる)花は何の花でもいいのですが
(道端に沢山ある)椿の花がいいですよ
水が無くても 天から雨が降ってきますから