パリ生活、最終日。
夜のフライトで日本へ本帰国です。
フロントの方と話していたら
え、明日帰国?
ハイ、6年ほど暮らしてました
おー!そうなんだ!ちょっと待ってね
内線電話中…
(今チェックインする素晴らしい日本人のゲストが6年の生活を終えて明日帰国するそうです。パリの良い思い出のために部屋をアップグレードしてあげたいんですが…)
こういうフラ語は聴き取れる都合のいい私の耳
広い部屋が用意できたよ!ぜひ良い思い出とともに帰ってね。そしてまたパリに来ると約束してね!
ありがとーう!!
良い思い出、のフレーズもそうだし
またパリに来てね!のフレーズも
フランス人らしいなあ。
T君のオフィスへ行きスタッフに挨拶。
その後、使い切りたいバウチャーを持ち
ギャラリーラファイエットへ。
本帰国だから今日中に使わなきゃなの
とお店の人との話ついでに言ったら
え、今日が最後の日なの?
で、別れ際に
最後のパリを楽しんでね、またね!
ありがとーう
…
そうかー、ほんとに最後なんだな。
一旦、アパートで荷物をピックアップする為
帰宅する道は再び、徒歩で。
今夏はかなり観光客が戻って来たとはいえ
フランス人はがんがん街に出ているとはいえ
やっぱりまだまだかつての賑わいには遠いなー。
オーシャンゼリーゼー
の軽〜いフレーズが似合うキラキラした
みんながふわふわ浮き足立っちゃうような
ちょっとチャラい(あれ、言い過ぎ?)
あのパリをまたみてみたい気がする。
5年8ヶ月、いろいろありました。
面白いことつまらないこと。
自分がヨーロッパのパリで暮らすとは
微塵も思っていなかったし
なーんにも想像してなかったなあ…
いろんな人がいて価値観があって
ヨーロッパではそのことを強く感じました。
世界は広ーい!
大人になってからこれほど
目から鱗がバラバラ落ちるとは…
だから人生は面白い。
バスや電車でベンチで隣り合わせた人と
話が弾んだことや
すぐ笑いかけたり手助けしてくれたり
慣れてしまえばこっちのもの
むしろ今ではこちらから積極的に
笑顔の押し売り
お向かいのおばあちゃんや
バルコニーで目があった人との
手を振ってボンジュール!の挨拶とか
特にガチロックダウン中は
お店に並んでいる時や見知らぬ人とも
こんにちは、お元気?
と声を掛け合うとか、そういうことは
外国人として暮らす中で
気分的に救われたなあー
そんなこんなで
そしてソウル時代を合わせると
11年間の海外生活でした。
家族、友達、たくさんの方々に助けてもらい
励まし合ったり一緒に泣いて笑って怒って…
宝物のような時間でした。
帰国すれば今まで知っていた日本ではなく
その中でまた新しい生活が始まります。
でもまあ、これまでの海外生活も
私にとっては毎度新しい生活だったし
どこにいても一生懸命やるだけです
まさにlife goes on、人生は続く〜。
さて。
本当に長い間、ブログを読んでいただき
ありがとうございました
素敵ブログでもなくお役立ち情報もなく
ただ、普通の毎日を書いただけでしたが
続けられたのはひとえに
読んでくださった方々のおかげです。
重ね重ねありがとうございました
どうかみなさま、お体にお気をつけて。
お互いに逞しく元気に
この世を生き抜いていきましょう!
では…この時が来ましたな。
撤収。