先日、パリにやって来た
韓国人のコンちゃんファミリー
ボンマルシェの食品館で買い物をしてレジへ。
コイン、コイン、、、両替した現金を使い切りたいと
お財布から小銭を集めるコンちゃん
と同時に、品物をレジ袋へ急いで入れる
と同時に、ムスメちゃんがバタバタ
と同時に、それをおさえるダンナさん
と同時に、小銭をチェックするわたし
つまり、レジ前でまあまあのカオス
レジを済ませ、ボンマルシェを出る前に
ベビーカーの下へ荷物を入れて
近くのマミーガトーへランチへGO運良くテーブルがあいていて
おつかれさーんと座り、荷物整理を始めたコンちゃん。
ない…
なにが？
トリュフ塩が…
なんですとー？！トリュフ塩とは、これ。
トリュフ好きにはたまらない香り
お値段はやはり、普通の塩よりお高め。
おみやげにも、自分用にも
フランスならではの逸品！…が、ないと
い、入れ忘れたのかも…
あ、レシートには記録されてる…探せー！！
バッグの中やベビーカーの中、下、
あらゆる場所を探してみるも…
ないあー、レジ前でバタバタしたから
あそこで入れ忘れたか？
ベビーカーに荷物入れるときに
ぽろっと落としたか？
レジで忘れたなら
店員さんがインフォメーションに
届けてくれたかもしれないけど
ここはフランスだからねえ…しかも一度、外に出ちゃったし。
期待はできないかなーですよねーでも可能性はゼロではないから訊いてみてもらえますかー？了解とにかくオーダーしちゃったし
ランチしてからボンマルシェへ。
もし無かったら縁がなかったと諦めますと、コンちゃん。
いやいや、あるかも、うん、あるかも！あるといいなあ、あるといいけど
落としたのかもわからないし
ここはフランスだからねえ…←しつこいで、ボンマルシェに到着して
コンちゃんはさっきのレジに戻り確認。
私はインフォで順番待ち…していると
コンちゃんが戻って来て
レジの人が代わっていましたじゃあ訊いてもわからないよねで、私の番が来たので
インフォの人にレシートを見せ
トリュフ塩の文字を指しながら
さっきこれを買ったんですがー…無言でレシートを覗き込む店員さん。
袋に入ってなかったんですこの言い方でいいのかわからないけど
私のフラ語能力だとこの程度。
すると店員さんが
午前中？まあランチの前だから午前でいっか。
ハイすると、店員さんがつかつかと奥へ行き
戻って来た彼女の手にはトリュフ塩がー
これ？
そうですー！ありがとうございますー！振り向いて、コンちゃんに
あったよー！よかったですー！！で、ついでにどこにあったか訊ねたら
どうやらレジの端に忘れていたらしい。
レジのお兄さん、ありがとうー！！
とにもかくにも、あってよかった！塩と縁があってよかったです！そして、コンちゃんとダンナさんは…
さすがフランスですねー！
やはりフランスは違いますねー！
韓国なら無くなっちゃいますよー！
と、嬉しそうに言っていたけれど…
これはラッキーだっただけ
ここがデパートだったから
忘れたのがレジだったから
レジのお兄さんが親切だったから
まだ店内が空いていたから
…といういろんな条件が重なっただけで
フランスだからじゃないのよー
むしろフランスなら
本来だったら一瞬で無くなるのよー
ね、たまたまラッキーだったんだよーと言ったのですが
フランスだよねーと喜んでいる2人には届かなかった…
まあ、親切さんがいたのは事実で
失くし物も見つかったしいいんだけど
今回の場合の
さすがフランス
という反応には
どうしても納得がいかなかった私です…
