ちょっと前まで
乗り捨てタイプのレンタルサイクルが
パリの街に溢れていましたが
今や乗り捨てタイプの
「電動キックボード」が氾濫大氾濫
乗り捨てタイプの自走キックボードは
調べてみたらキックスケーターというらしい。
ただ正式名称はわかりません。
私は全部キックボードと呼んでいます。
私がずーっと憧れていた、
なんなら大学生のときに店@日本で見て
乗ってみたーーーい!!
と叫んだ、アレ。
でも当時はまだ本体もエンジンも大きくて
お値段も多分、相当高かった気が…
そもそも持っていても
日本は公道では走れないのですが。
で、とにかくパリ中に
色んな電動キックボードが走り回るのを見て
…
ずーーーっと前から乗りたかったのに
人々に先を越されてなんだか悔しい@パリ。
しかし、普通のキックボードさえ
乗ったことがない私。
そこら中に乗り捨ててあるのを見るたびに
乗りたい、ちょっと怖い、乗り…いや怖い、
と思っていた私の前に…
週末、セーヌ沿いを散歩していたら
ひと気のない場所に、ぽつんと乗り捨て。
乗ってみたら?←一緒に散歩中
ええっ?!
ずーーーっと乗りたいって言うてるやん
でもでも、でもでもー
今ならだーれもおらんから練習できる!
たしかに…
1人で試す勇気なし←ビビリ
乗ってみたいという友もいない←みな安全派
でも今ならヘルパーがいる→
あ、登録もやってもらおう→
てなわけで…
どの機種もやり方は同じらしく
QRコードを読み取るかサイトにアクセスして
アプリをダウンロード。
そこで支払いのためにクレカも登録します。
ロック解除→1ユーロ
1分→0.15ユーロ
左の赤いハンドルを下ろすとブレーキ。
あ、これは、スウェーデン製なんですね。
ロックを解除して
はい、乗ってみ
立つ→倒れる→立つ→倒れる…
動かない!アクセル回しているのに!!
無理です、せんせー
自分で漕ぎ出さないと!
あ、そーか
電動チャリの要領で
足で蹴って漕ぎ、アクセルを回したら…
ぎゅーん
!!!
アクセル全開にしたので
思った以上にいきなりスピードが出て
ぎゃー!!
慌ててアクセルをゆるめてブレーキ!
あー、びっくりした…
代わってT君が試す。
ビューン
軽快に乗っている…なぜだ…
私向いてないかもー
慣れやろ、慣れ
(…君だって初めてだったじゃないか)
でもこれは私の夢、マイドリーム
スルスルっと乗りたいー!!
で、ちょっと移動して練習。
ちょっと楽しくなってきた↓
ひとまず乗れたけれど
思っていたより足を置く部分が狭くて
バランス取るのが難しいような…
なんてぶつぶつ言っている私の前を
人々はびゅんびゅん過ぎていく
坂道を上がってきていてもなかなかの速さ。
これはセグウェイ↓
パリ市内の観光ツアーでは以前から
セグウェイを使ったものが人気でしたが
最近はコンパクトな電動キックボードが
あっという間に人気を上回りました。
ただ、セグウェイは乗る前に練習があり
ヘルメット着用で安定感もしっかり
かたやキックボードはノーヘルOK、
誰でもすぐ乗れて年齢制限なし。
いいのか?大丈夫なのかそれで?
最大限にスピードを上げるとかなり速くて
以前、子供が車道脇を猛スピードで通り過ぎ
はやっ!!
とびっくりしたことが。
つまり体重が軽ければ軽いほど平地では速い
車道の自転車道を走らねばならないのに
歩道を走る人が続出、危ない!
自転車なら見つかったら罰金ですが
あまりに数が多いせいか
新しいので決まりがないせいか
ポリスが取り締まる気配、全くなし!
更には最近、2人乗りも続出。
あんな不安定なものを2人乗りできるのか?
と、実際試してみました←この人運転
まあ2人乗りはできたけれど
下り坂や石畳の2人乗りはかなり危険、
ムリー!!
と石畳の下り坂で叫んだ私。
但し運転しているT氏は怖くなかったらしい。
平地で人が少なければまあ大丈夫かなあ。
なんにせよ、夢は叶った(一応)
ただ、1分 0.15ユーロ、約13分で2ユーロ。
これを高いと見るか安いと見るか?
急いでいる時に目の前にあれば
バスやメトロより速いけれどー。
それもあっての2人乗りなのかなあ?
必ずしも目の前に2台あるとは限らないし。
そんなこんなで、感想としては
免許がなくてもいい!
こがなくていい!
どこにでも乗り捨てていい!
慣れるまで不安定…
無防備すぎて車道を走ると怖い…
10分以上でメトロ回数券を越える料金
以上を踏まえたうえで
気になる方はチャレンジを!