フランスの首相に会う@マティニョン | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

文化遺産デーの2日目。
本当は、Hôtel de Ville(パリ市庁舎)
へ行きたいのだけれどめちゃくちゃ混むうえ
T君が夕方から出張あり
だから今回はスルー。となれば
あんまり遠くない場所でどこか…

検討した結果、イタリア大使館へイタリア
その辺りは官庁街で政府機関が集結していて
ま、行けばどこかに入れるでしょ
という目論見です。

この日の官庁街は一般車両は通行止め。
途中、荷物検査もあり←かなり簡易だったけど

で、イタリア大使館の手前あたりで
長い列を発見。
ここ、なんだろう?
ググったら「マティニョン館」と表示され
マティニョン、マティニョン…
あ!首相官邸だ!!

大統領官邸のエリゼ宮には及ばずとも
人気がある見学スポット
見れば列もそんなに長くないので
予定変更、首相官邸を見学します
えー、並ぶの嫌なんやけどー
←最近よくやる聞こえないふり

さすが、場所が場所だけに
向かい側の建物のバルコニーや屋根の上に
銃を携えたポリスが多数。並んでいる間、
何かがちょっと倒れる音がしたら
いま、ポリスがさっと銃を構えたで!
え!まじ?!←見えなかった
ポリスはみんなニコニコしていたけれど
警察犬もスタンバッテいて
いざとなればすごいんだろうな爆弾

身分証明を見せて荷物検査を通過すると
こちらが正面入り口。
何やら文字がたくさん彫られていて
歴史的なものであることはよくわかる。
※500年くらい前の建築らしい

文化遺産の日の見学で面白いのは
通常、使用されている場所を見られるので
とりあえず人が来るから片付けました!
…的な雰囲気が伝わって来るところ。
しかし、こんな大きなシャンデリアの下で
デスクワークだもんなー。

まずは2階へ上がります。
おー!全部大理石?!
と思ったら、なんと書いてありました。
ちなみにパリの某高級ホテルのドアも
気を使わずに木目を描いてあるんだよね
え、なんで?
メンテナンスしやすいからだって
…そういうものなの?

階段を上がると列になっていて
なんの順番待ちかなー?
報道カメラマンと記者が出てきたので
ん?これはもしかして
フィリップ首相だ! 
よく知らないけどっていうか全然知らないけど
なんという偶然!

何か会見が終わって今から移動らしく
階段に並ぶ人たちと握手。
あー、日仏友好160年だし、
ここはひとつ日本語で挨拶するべきか?!
迷う迷う迷う…
フランスボンジュール^ ^
ボンジュール

…負けた←なにに?

何にしても
フランスの首相と握手するなんて
なかなか貴重な経験でした
日本の首相とも握手したことないのに〜

では見学を続けます。
かっこいい制服姿の人がたくさんいる中
あの人、貫禄あるねえ、かっこいいねえ
とT君がいうので見てみたら
ほんとだ 燕尾がピシッとしたスーツ。
後で館内のVTRを見たら
お仕事中の彼の姿も映っていました。

首相の部屋には…あれ?
ボクシングの本がある。

どうやらボクシングがお好きらしい。
↑ペットボトルの水はエッフェル塔マーク

窓からはめちゃくちゃ広い庭が!
…素敵だわー、いかにもヨーロッパ。

隣は秘書室?
飾られている絵画が
古典からいきなり現代アートになった。

階段を降りて進むと今度は
会議室!!なんかすごい!!
赤いから?マイクが並んでいるから?

どんな会議をするんだろう…
私にわかるわけもない会議だろうな。
こんなすごい会議室やったら…
重厚だよねー かっこいいよねー
会議で絶対、アホなこと言われへんやん
嫌やわー

たしかに…
これですからね。

隣の部屋も会議室。
充分デコラティブだけれど
さっきの見たら、落ち着いて見える。

でも立派なタペストリーだなーとよく見たら
擬人化されたカエル叫び ちょっとヤダ。

青の部屋、という名前のここは
応接室かな。

で、隣は赤の部屋。
私たちが見学可なのはここまで。
庭へ出ます。

広い〜!!
写り切らないずっと遠くまで芝、芝、、

ゴルフ場かっ!
あの階段上あたりから打つ感じゴルフ

都心にこんな場所があるなんて!
こーんな広い庭があるなんてー!
外側から見たらぎゅうぎゅうなのに
入ってみないとわかりませんねー汗

庭のサイドにはアパートがあるので
さぞ毎日景色も良いことでしょう!

紅葉も雪も綺麗だろうなー。
しかし、お手入れは大変だろう…

あそこに見えるのが、官邸。
…とおい。

さらにさらに進みます。
見学者はこのまま進み
庭の端、つまり裏側から出る仕組み。

出る手前にテントがあり
昨日に続き、ひとことノートがあっあたので
がっちり日本語で感想を書く日本
満足

だいぶ歩いたけれど、どこに出るんだろう?
あー!ここは!

奇跡のメダイユの教会の庭があそこ!
つまり、ボンマルシェのすぐそば。
この塀の向こう側って
首相官邸の庭だったんだー
だからいつもこの辺りにポリスがいるのか!

さて、来年もまだパリにいれば
今度こそエリゼ宮にトライかな。


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パリの「そとめし日記」

今回は黒トリュフリゾットナイフとフォーク

→「パリでこんなの、食べてます。