先日のモノプリに続き
おつかいで「手芸店」へ。
「FIL2000」
なんといっても
不器用キングのワタクシ
パリでこのテの専門店に来たのは
もちろん初めて。
なのに…
すっげー専門店感満載だけど
おつかい、できるんだろうか…
中はぎゅうぎゅう、大混雑
←固まる
狭くて長細い店内。
両サイドの棚には糸や生地、
針などの道具系がびっしり。
…この中から探すのか? いや探せない… 私に探せるワケない
一応、すり抜けながら往復して
店内チェック。
入り口側にあるカウンターで
必要なものを選び紙に書いてもらって
それを奥の金庫番に見せて支払う
昔ながらのお店ではよくあるシステム。
この日は土曜日。
開いている店が少ないので
お客さんがどんどんやって来る。
(世の中こんなに手芸の需要が…?)
しかももうすぐ閉店時間(13時)なので
パードンパードンパードン
パードン←私も列へ
どんどんぎゅうぎゅう詰めになる
心に不安を渦巻かせながら並ぶ私。
課せられたミッションは
伸びる白い糸を買え
見本に持たされたのは
生成り色の日本製のミシン糸。
これと同じくらいの太さで
白くて
伸びる糸
ミシン糸を握りしめながら
いやーな汗をじわっと感じつつ
…私のフラ語で通じるのか?
渦巻く不安。
いや、だめだめ。
不安感って人に感染するから
堂々といこう!堂々と!
…と思いつつ、一応スマホで
「同じ太さ 伸びる糸」
という単語だけ表示しておく。
なかなか順番が来ず、並んでいると
ブーブー
連絡が来た、、嫌な予感。内容は
「さっき同じ店で工業用ミシンのボビンを2つ買ってきた人がレシートをもらい忘れたので、できればレシートをもらってきてほしい。無理なら値段を聞いてきて」
…
嫌です、なんて言えるわけないので
わかりました
と答えるよね、普通。大人だし。
増える質問事項=厚くなる壁。
大丈夫かわたし?
こちらもボビンの画像を送ってもらう。
すると、棚に並ぶ糸を探している
背の高いなかなかのイケメン発見。
…もしやあなたは日本人では?
見た目、かなり日本人っぽい
うまく説明できませんが
そこそこ海外で長く暮らしていると
体型や髪型、服装なども含めて
男女とも日本人は大体分かります、
私も日本人だし。
いざとなればこのイケメンに
助けてもらおうそうしよう。
こうなるともう、
彼が日本人にしか見えない。
無言で彼をロックオン
よし、サポート体制はできた。
(勝手に)
昔ながらのカウンターに立つ
おじちゃんは2人。
「あの布をー。この糸をー」
「定規はある?はさみはどこ?」
1人に1人ずつ対応するのが
こちらの方式なので、とにかく待つ。
待っている間、私の横に並んでいた
定規を選んでいたマダムに
「これは日本製の定規です」
と、お店のおじちゃん。
まあ、日本製なのね
これは「いいわね」という声音だわ!
マダム、日本製お好きですか?
実は私も日本人ですよー
結構、いい人ですよー
たまに黒いものだしてるけどー
意味もなく、カウンターへ向けて
ジュスイジャポネーズ!
の無言のビームを出しまくる。
そして、ついに、ようやく
私の番が回ってきた!
いくぜ
サポートたのむ、イケメン!