先日のロンドン旅。
無事チェックインしてK姐さんに手を振り
そこからまずは手荷物検査。
スーツケース、コート、スマホなど
トレイに載せるのは何処でも同じ
前の人のセキュリティチェックが済み
ハイ、わたしで、一歩進んだら係りの人が険しい顔で
何やら身振り手振り。
はい？あ、マフラーしたままだった
はいはい、取りますよ。
マフラーを取ったら、また係りの人が
それもトレイに載せろ、と。
あ、じゃ私の荷物が載っているトレイに…あー！！
まさに今、私のスーツケース、コート等が
目の前を通過～
まってー
…と、つい日本語で叫ぶも時すでに遅し。
あー、X線検査に吸い込まれていくー
係りの人を見ると険しい顔のまま。
ここまで来てマフラー1本のために
後ろの列につくなんてイヤだ！←私が悪い
振り向くと私の後ろはムッシュー。
あなたのこのトレイに私のマフラーを…と身振り手振りでお願いすると
苦笑いしながら「OK～」とのお返事が。
サンキュー、メルシーボークーマフラーを相席させていただき
再びセキュリティチェックへ。
ちっ、意地悪なヤツめと係りの人に心の中で舌打ちした途端、
ピーピー
ひっかかった
聞こえたか、心の声が？！←そんなワケはない
なぜ鳴った？ベルトもしてないのにー！
女性の係りの人に誘導されて
あちこちタッチされてボディチェック。
こういう時って何も悪いことしていないのに
知らない間にポケットに麻薬とか入れられていたらどうしよう…とか、ありえない妄想が頭を駆け巡る。
いつから私は運び屋に？
次に探知機でのボディチェック。
何もない何もないすると…
ピーピーピーピー
あれ？係りの人も、あら？みたいな感じで
探知機を足元に集中させると
ロングブーツの足首周りで
ピーピーピーピー！！
とけたたましく鳴り響くではありませんか！
知りません！何も知りません！上げても下げても確実に足首周りで
ピーピーピーピー鳴る探知機。
ひー、私は知らない、何も知らない！
何なら脱ぎますよ！ええ脱ぎますとも！と、ブーツを脱ごうとしたら
「OK、Thank you」
…いや、OKちゃうやろ
じゃ、何のためのチェック？
こんなにピーピー鳴りまくっていて
OKなんてあかんやろー？！
ま、いっか。とりあえず無罪放免。
急いで荷物を取り、コートを取り
ムッシューのトレイからマフラーを取って
ぐちゃぐちゃな状態で
ふー、疲れたばい今度はフランス入国審査の列へ。
窓口にパスポートを出すと
おっかない表情をした窓口の仏人男性が
コニチワ
は？コニチワ！ここに来てまさかの日本語！
フランス入国審査@イギリスなんて
絶対英語だと思っていたからびっくりして
こ、こんにちはちょっと動揺しちゃったじゃないのさ。
相変わらずおっかない顔したまま質問は続く。
コクセキ日本ですドコカエルパリですシゴトはい？シゴト、ナニカあ、えーと…こんなにカタコトな日本語を話す人に
主婦って日本語が通じるんだろうか？
でも英語で返したら悪いかなー？
主婦です…あ、いま絶対分からなかったでしょ？
←無言でハンコつく分からなかったよねえ～
シュフ？って顔してたもんね。
で、パスポートを返してくれまして
サヨナラさようならすごかったなー
わざわざ日本語で話してくれたけれど
フレンドリーさゼロだったな。
で、チェックが全て終わりロビーへ。
どうせならもうちょっと
外国人にとってはややこしい日本語名の
職業にすればよかったな。
お笑い芸人とか、遠洋漁業に出ていますとか
イカ釣り漁船、実演販売、金塊掘り、
着ぐるみに入ってティッシュ配り…
↑暇なので妄想が止まらない
でもまあ、嘘ついちゃダメだよな。
普通の日本人主婦として
ユーロスターに乗り込みました。
