今まで何度も見てきた
バスの故障
夏場はオーバーヒートが多く
それ以外にも
何だかんだと故障が起きて
路上でストップ
お客さんってどうするの?
と韓国人友に聞いたら
みんな降りてバス乗り換えますよ
と、平然と返事が返ってきた。
…それだけ日常ということか
まあ、市内バスの数が
ハンパなく多いので
ちょっと待てば次のバスが来るけど…
だからいいってもんでもないよね。
ま、これだけバスに乗っていても
遭遇しないんだから
大丈夫でしょ^^
と、思っていた。
昨夜、屋根に巨大ニワトリを乗せた
変な車を見たあと
乗り換えたバス
私は運転席の後ろに着席。
翌日は祝日(25日)ということで
混んでいる江南エリア。
賑わう街の中を順調に走っていたら
すーっ
と、いきなりエコ走行?
すーっ・・・
あれ、エンジン音がしない…?
大きな交差点を
音もなく惰性で通り抜けている?!
すーっ
…ぴた
道の真ん中で、止まった。
ここ、止まっちゃダメな所だよね?
バス専用レーンなので
後ろにずらりとバスが団子状態
だ、、大丈夫?
運転席の後ろからじっと見ている私。
運転手のおじさん、
あなたの背中から
動揺が伝わってくるわ
何度もエンジンをかけるけれど
何かがピーー
と鳴り続け、エンジンかからず
(これはマズいのでは?)
すると、立っていた男の子たちが
「エンジンかかってなくね?」
「え、故障?!」
「オーマイガー」←何故か英語
小声でざわざわざわ…
←その会話に加わりたい
ブルルル
エンジンかかった
オーマイガー
よかったよかった~^ ^
ぷすん。
止まった。
ふたたびエンジンと格闘して
また一瞬かかった
大急ぎで停留所まで突進!
停留所に着いたら
ぷすん。
後ろのドアから
何人かが降りていき
前のドアから
新たな人々が乗ろうとすると
運転手のおじさん、
「エンジンがおかしいので乗らないでくださーい」
「ちょっと故障しているので乗らないでー」
乗ろうとした人々は
「あ、そうですか」(←慣れている?)
とバスから下がっていったけど
「乗らないでくださーい」
と言っている彼の
後ろに座っている
…私の立場って。
前後のドアを閉めて
またまたエンジンと格闘
ピーピー鳴り続ける
何かの音…
ブルルル
かかった!
大急ぎで停留所から脱出!
停留所ゾーンにいると
後続のバスが
とんでもなく連なってしまうので
その判断は正しい。
で、すぐに止まった
おじさん、あなたはよくやった…
道の真ん中の、しましまゾーン。
だまーって座っている私たち乗客。
すると、ついに
「エンジン故障したので降りてください~」
だよねー
…とは誰も言わず
みんな速やかに降車。
私の近くで
同じようにおじさんを見守っていた女子、
「頑張ってください~」
とおじさんに声をかけていた。
どんだけ日常的
こうやって後ろから次々と、バス。
さすがにここには止まっていられないわ。
どんどんスルーしていきます。
私はあとバス停1つだったので
歩いて帰りましたが
あのあとどうなったのか
ちょっと気になる…
おじさんは車内灯を全部消して
エンジンと再び格闘していました
イブの奇跡は起きただろうか
それに遭遇した私も
ある意味、イブの奇跡…