登山口から引き返して、
超大衆的な食堂へ向かった私たち
目的は、Kさんが言っていた
タットリタン
さて、タットリタンとはなんぞや?
鶏肉の辛い鍋、みたいなヤツです
家人はときどきお昼にも食べてるとか。
鶏肉大好き
お店をのぞくと、、、
いるわいるわ、登山帰りのグループ。
てんこもり
念のため、入口で
「タットリタンありますか?」と、確認。
「ちょっと時間がかかるけどいい?」
もちろん、いいですよー^^
で、一番奥の席に着席♪
店内、すべて
登山スタイルフル装備のグループ
4人とか8人とか。
そして全員・・・
できあがっている アラエッサッサー
でも、みんな登山後の楽しい打ち上げ状態
わーっはっはっはっ とか、
わかるー、わかるでー とか、
もう、かなわんわー、あんたには とか。 (予想)
ああ、ローカル
んもー、ローカル
全員、ほぼ同じ格好。
あえていうなら、、、スキー場の食堂みたいな?
店には中くらいの液晶テレビと、
特大の液晶テレビがかけられていて、
結構古い韓国の音楽番組のいろんな映像を流しています
驚くほど古いものもあって、
私たち、大爆笑
で、キムチやナムル(美味しかった!)をつまんでいたら・・・
真打、登場
鶏肉のぶつ切りにジャガイモ、唐辛子、
タマネギ、コグマなど、ぐっつぐつ
さらに、高麗人参やらナツメやら、ローリエまで
・・・絶品
家人いはく、いつも食べるものには、
高麗人参やナツメは入っていないとか。
その分、ちょっとお値段はよかったんですが、
・・・絶品 ふたたび
柔らかい肉に、ほろほろ崩れる大きめ野菜。
そして何より、香辛料の数々によって、
辛味とほのかな甘みが融合して溶け合った、そのお味
どこか、本場のカレーのようなテイスト。
辛さだけじゃない奥深さに、2人、
・・・感動
汗をかきながら2人でばくばくっ
と、登山ルックのおやじが近づいてきて、
ノリノリの韓国語で・・・
「日本人なの!?あ、そーなのー!」
「うちの料理は一番だから!」
「うまい? うまいか!? うまいでしょー!」
・・・この人、あのグループと飲んでたよね?
でも、テーブルとか拭いてる・・・
店のオヤジかいっ
そういえばこの店。
奥でタットリタン作って、
「熱いから気をつけてねえ~^^」
と持ってきてくれたのは、おばあちゃん
最初に「ちょっと時間かかるけどいーい?」
といってたおばちゃんも、このおじちゃんも、
店の人だけど、
お皿と机を拭くと、
すぐさま、どこかのグループに合流
そしてなぜか、店のオヤジも登山スタイル
私たち。
この店に入ったときから、
いつか、誰かと絡むんだろうと予想はしておりました。
さ、できあがった店のオヤジのサービス・・・
スタート カーン☆
まず、家人がご飯を一杯、追加オーダー。
すると、もちろん通じているのに・・・
「ここに書いてよ~」
とりあえず「飯」とハングルで書く家人。
しかし・・・
「えー、これじゃわからーん」
くっ、オヤジめ。オレにはiPhoneがついてるんだ!
(翻訳中・・・)
何通りか書きましたが、
オヤジ、満面の笑顔で・・・
「ちがーう けど、オッケー」
くやしい・・・くやしいけど、美味い・・・
結局、なんかよく分からないまま
(多分、からかわれただけ)
ご飯とサービスで別のキムチを持ってきてくれたオヤジ。
しばらくちょこちょこっと韓国語で話した後、
ふふふ~んとオヤジ、どこかへ。
すると、店内の映像から・・・
安全地帯「ワインレッドの心」
いつのっ!? いつの時代の映像!?
コージ・タマキが、この店内で、
大熱唱
するとオヤジがちょっと遠くから、
「日本の曲だよ~」
大爆笑の私たちも
でも、でもギリギリですよ、オヤジ!
しかしときどき、オヤジが私たちをニコニコ見てるので、
「ちょっと、ノっておかないと!」
「そ、そーだな」
テーブルでタットリタンを挟んで熱唱
なぜここで、、、
あ、終わった^^
つづきまして~
ケッ・・・
「東京 MID NIGHT」!知ってる?日本の曲~
(2人、大爆笑。オヤジ満面の笑顔)
「知らない、私、知らない!歌えない!」
「おれ、知ってる!」
「え!じゃ、口ずさんで!嬉しそうに口ずさんで!」
(口ずさみ中)
・・・ふう、終わった。。。
面白すぎるが、どうしたらいいんだろう?
すると、オヤジが合流してたグループの人が、
「日本人なの~?」と遠くから、大声で。
はーい、そうですよー^^
「へー!デート?!」
・・・なぜここに、韓国の山に
日本人2人がデートに来ると思ったか、オヤジ?
「ガールフレンドなのー♪」
「いやいや、奥さんですよー」
「ええ!夫婦なのっ! ガールフレンドはいるー?」
「いませんよ~・・・ヒミツでーす!」
「ボーイフレンドいませんよ~・・・ヒミツでーす!」
「分かってるって!OKOK!」
わーはっはっはっ
・・・なんじゃこりゃ。
そんな私たちの間をぬって、
次々繰り出される、オヤジチョイス・日本の歌
「今日はどうもありがとうっ!」って叫んでたから、前田さん。
外は氷点下、ここは韓国。
お送りするのは、「さよならイエスタディ」
もちろん、私たちも熱唱
・・・ん? このけだるい音は・・・?
もちろん曲は「リバーサイド・ホテル」!
ここは山のふもと、そう、山麓!
まだまだ容赦しないぜ
まさか・・・まさかの・・・
しかも、「RUN」と「とんぼ」の2曲ぜめ!!
帰るに帰れない、私たち。
仕方ないので、、、
歌う
・・・やったった・・・
私たち、トボンサンのふもとで、
日本代表としてやり切った・・・。
完全燃焼
お会計へ行くと、
店のおばちゃん、私たちが日本人と思っていなかったらしく、
「日本の曲ばかり流れてたから、なんで?って思ったわよー」
だって^^;
いや、私たちもある意味「なんで?」って思いましたけどね。
店を出るとき、
他の常連登山客と同じように、
あのオヤジが満足げな笑顔で送り出してくれました
ありがとう、トボンサン。。。
あ、忘れてた。
タットリタンもすごく美味しかったですよー
ソウルの中心部から地下鉄で30~40分ほど。
ちょっと濃い韓国に触れてみたい方、ぜひどーぞ♪
おいしいタットリタン(とオヤジ)が待ってます
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