来ました… 3月アタマに転勤が決まってから、
早いもので2ヶ月。
昨日、ついにソウルにやってきましたーーー
スーツケース「強子(キョウコ)」(と命名)とともに!
ただいま、家人が滞在している、江南の長期滞在型ホテルにおります。
それにしても、関空から近いと聞いていたものの、
本当に近い金浦空港。
「何の映画観ようかな~、あ、これ入ってる! 観ちゃお♪」
と観始めたものの、佳境に入ったところで、
離陸時点から気になっていた、妙に色っぽい声のCAさんが、
「15分後に着陸態勢にはいりますぅぅ」
…やはり。観始めるときから分かっていたのに、、、私のバカー。
心配だった「強子」が無事に出てきて、感動の再会。
ちょっと重い強子を連れて、わき目もふらず「メトロ9」をめざす。
案内板が分かりやすかったので、9号線までは意外とあっさり移動。
ここで、またもや変な自信が…
「私、イケるわ」
9号線に到着し、とりあえず1回乗車用のカードを購入。
ここで家人からのアドバイスメモを取りだす。
「両替したばかりだと紙幣が大きいから、横にある両替機で両替するといいよ」
ここで私、まずカードの購入で頭がいっぱい。
横に日本語の案内があるものの、とーっても不安なひと言が…
「English のボタンを押します」
…おいー!日本語の案内じゃないのかよー!
目の前で人々が次々と乗車カードを購入していく。
明らかにおろおろしている私。
でも、Englishなら多少何とかなるだろうと、ずいっと前に出て、
カード購入を試みる。
思ったより簡単に行き先ボタンまで進めて、あとは紙幣投入。
1万ウォン投入~
下から1万ウォン出てくる~
やっぱりダメじゃーん!
いつもの、一気に自信喪失。
「私、イケてないわ…」
いやしかし、券売機の左にあるのは両替機では?
四角くてお札入れるっぽいところがあって、いかにもそれっぽいし!
と、若干挙動不審になっていると、どこからともなく、白い制服に身を包んだお兄さん登場!
何かぼそぼそいって、1万ウォン取り上げると、さっさと両替機へ。
無言で両替紙幣を渡し、去っていく彼。
白いヒーローありがとー!
(多分、駅員さん)
その後、一歩間違って別のフロアに行きそうだったものの、
なんとか踏みとどまり、無事9号線へ。
各駅停車だったので、座ることができてほっとしながらも、
実は久々の韓国に、私、
ガッチガチ☆☆☆
しかも帰宅ラッシュで途中から車内ギュウギュウ。
小心なので、さりげなく日本語の冊子を取り出し、
「私は日本人の旅行客なんですよー。だからスーツケースなんて持ってて、
ちょっと邪魔だと思われるでしょうが、外国人旅行客なので仕方ないんですよー」
と、無言でアピール。
…小さすぎる自分。
しかも、隣の男の子がiフォンみたいなもので、
韓国語字幕の「ワンピース」を視聴しているのが分かり、
不安のあまり、彼の耳から日本語が漏れ聞こえてこないか、
必死に耳だけ近寄る(十分怪しい旅行客だったことだろう)。
しかし、、
「ギャー!」「おーい!」
という大き目の声しか聞こえてこない(涙)
そうこうしているうちに、終点の目的地に到着。
家人のアドバイスメモを頼りに地上へ。
9年前の記憶が薄れまくり、
大きな交差点で車がガンガン走りまくる、想像以上に「都会」の風景に若干びびる、
そんな私の目の前に立ちはだかる、悪夢のような坂道…
身も心も疲れ果て、パンパンに膨張した強子を連れての坂道は、
あまりにもしんどい…
(途中で強子を置き去りにしようと何度も思った)
でも、ここで負けたら、これからのソウル生活でもきっと私は負ける!
むだにぜーぜーと息をあげ、
あまりの重力に、腕がひっくりかえりそうになりながらも、ようやく、坂の上のホテルに到着~
ソウル市民への階段を、また1歩昇ったような気分になった、
1日目到着なのでした。
つづく。