ご訪問くださり、ありがとう存じます。
久しぶりに
[出汁巻き卵]を巻きました。
こんな具合になりました。
いかにも[出汁巻き卵]という味ゆきで
添えた大根おろしが、不格好にも
旨みでいっぱいになった口の中をととのえてくれて。
惜しみおしみいただきました。
では、作り方をご紹介いたします。
【分量】6切れ分 【所要時間】はかっておりません
【材料】
卵 3個
合わせ出汁 60cc
透明醤油(薄口醤油でも)小さじ2
こめ油(サラダ油でも) 適量
【作り方】
1.卵は溶き卵にして、ザルを通して濾す。
2.合わせ出汁と醤油を合わせておつゆを拵え、①の溶き卵に合わせる。
3.油をしみこませたキッチンペーパーであたためた玉子焼き器に薄く油をひき、②の卵液を薄焼き卵が焼けるくらい流し込む。固まったら片寄せて形をつくる。
4.③を玉子液がなくなるまで繰り返す。全部焼けたら、しめらせておいた巻き簾の上にだし巻き卵を乗せ、丸くなるように巻いて輪ゴムで両端を止め、立てて冷ます。冷えて形がととのったら六等分して、うつわによそって召し上がれ。
ごめんください、なんということもない出汁巻き卵です。けれどちょっと緊張したワ
ドラマ「日曜劇場」の「ラストマン--全盲の捜査官」をみているのね。そしたら随分前になるけど、主人公の皆実さんが kanakana さんのお弁当に入っている卵焼きを上がって「シンプルでとても美味しいです」なんて云うてはったの。それでね、シンプルで美味しい卵焼きを焼けるようになろう、そんな目標を立てちゃって……その目標を立ててからはじめて焼いた出汁巻き卵です。いやはや、気が抜けなかったし
「材料」をみていただいたらわかるけれど、たしかにシンプルなのよ。卵と出汁と醤油と油だけ。あれこれ入ってないの。……ということは、ごまかしがきかない……。(ごまかせるほどの腕もないけど。)それで美味しいものを拵えるのよ。できないことはないでしょうけれど、真剣になるわよね。焼き加減とかも味を左右するでしょう。焦がさず、けれど生焼けにもならず、でも柔らかく とかとか。目が離せない……とか言いつつ、焼きながら隣の流しで洗いものしたりしてるけど
こないだ[出汁巻き卵]を拵えた時は、卵一個につき醤油小さじ1にしたら、味がちょっと濃ゆかったの。なので今回は少し減らしました。これくらいがちょうどいいみたいですね
料理研究家の大原千鶴さんは、[出汁巻き卵]をお弁当に入れはるとき、卵液を濾してはるらしいの。その方が美しくしあがるから と。その料理番組をみてから、わたくしも卵液を濾すようになりました(今回は溶き卵の段階で濾しているけど、おつゆを合わせてから濾してもよろしいか と。あまり変わりない?)。たしかにね、色が濃ゆく均一になるの。濾された白身がちょっともったいないけど
卵液を流し込むときとか、卵焼きを片寄せてくるときとかは、わたくし玉子焼き器を湿らせた布巾の上において作業します。習慣になっているの。なんでそうしているのか、もう忘れちゃったけど。熱が上がりすぎなくて作業しやすいのよねえ
「シンプルで美味しい」卵焼き。そういうのを焼きたかったら頻繁に拵えて慣れるのがいちばんね。いま卵が入手困難になっているけど、ひとりでいただく分にはそんなに量が要らないから、手に入れるのにもさほど苦労しないので、練習してみようか など考え始めております。キライやないしね、出汁巻き卵は
色を美しく仕上げたいときは、わたくし「透明醤油」をつかいます。
ウチでは欠かせない調味料となりました。大瓶だとけっこう保ちますしね。
大阪は
けさも静か
きょうは、いち日お天気で
最高気温は三十度℃に達し
風が少し出る とか
ちょっとお出かけいたします。
せっかくやから、たのしめたら と
よき朝を