ご訪問くださり、ありがとう存じます。

きのうは、炊きたてのご飯を詰めて

お弁当を拵えました。

 

 

こんな具合になりました。

 

左手前は、白ご飯

その奥は、豚肉と昆布のあめんつゆ炊き  

 

右手前は、ひじきの炊いたん

 

 

その奥は、竹輪のおかかマヨネーズ和え

 

いちばん奥は、じゃこピーマンと

ポークビッツの焼いたん です。

 

それぞれことなる味ゆきを

たのしみつつ

 

追憶にふけっておりました。

 

いえね

「日曜劇場『ラストマン--全盲の捜査官--』」の第五話でしたか?

 

「忘れられない味」という回で

kanakana さんというお弁当上手の料理系№1インフルエンサーが

 

皆実捜査官の求めに応じて

お弁当を と

 

三段のお重を渡してはったでしょう。

 

わたくしね、かつて……そう三十代の頃やから

もう二十年近く前ね

 

小さなコミュニティに属していたとき

毎週土曜日に、三段のお重を

 

麻の葉模様の風呂敷に包んで持っていって

お好きにどうぞ と供していたことがあったのよ。

 

もちろん、みなさんそれぞれに

昼食を持参してはるので

 

それこそ、ほんとうに

お好きにどうぞ という感じで

 

長机に並べて

好きなようにとっていただいていたの。

 

一の重と二の重には、手製のお惣菜を合わせて八品~十品

三の重には、かやくご飯を詰めてね。

 

一の重と二の重をパンパンに詰める力量はなかったから

お重に入る小鉢にお惣菜を詰めたのね。

 

そうしたらね

……どうやら喜ばれていたみたいで

 

持って行って部屋に入ると

いつも「なにをもってきたの」と

 

覗いてくださる女性がいらして

披露すると「美味しそうね」と云うてくれはったり

 

……おそらく、重度の障碍者といわれるような

わたくしより二十近く年上でいらしたらしい女性が

 

ご自分のお弁当をあがったのちに

真剣な顔をして、並べたお重を点検して

 

好きなお惣菜をご自分の空のお弁当箱にとりわけてもらって

満足そうにあがっていらしたのよね。

 

いわゆる見栄えのいい料理などは作れるはずもなく

ここで紹介しているような、普段のお惣菜なんやけど

 

単身のわたくしには、あがってもらえるだけで嬉しくて

 

……特に、先述した年上の女性のような方が

真剣に選んでくださるのをみているとね

 

重度の障碍者といわれるような方やから

お世辞などはつかうはずもなく

 

その方が満足してくださるということは

たぶん美味しいんやろうナ と察しまして

 

それで充分みたされていたの。

 

ずっと胸の底にしまいこんでいて

もうほとんど忘れかけていたんやけど

 

先ほどの「ラストマン」の場面をみたら

思い出がしずかによみがえってきたのね。

 

状況はまるでことなるけれど

kanakana さんのお重が喜ばれ

 

褒められているのをみるとね

……思い出の自分が褒められているような気分になって……

 

録画を繰り返し眺めております。

 

この回からは

今後の指針になるような言葉もいただいて

 

 

まったく個人的な観点から

このドラマをたのしんでおります。

 

 

 

大阪は

静かな朝となりました。

 

きょうは、お天気ゆっくりと下り坂で

最高気温は二十五度℃を越え

 

風はあまりない とか

 

ウチで過ごします。

散歩できれば と

 

きのうは、半日かかって

インターネット接続を新たな事業者さんへ切り換えておりました。

 

座って作業していたのに

立ち上がると……膝がわらったようになってるの。

 

どうやらほんとうに消耗したようで

 

 

食欲もまるで湧かず

 

……これではアカン と

見た目から食欲を と、ちょっとキレイなサラダを拵え

 

なんとか夕食をしたためました。

 

まだインターネット接続の作業は残っているけれど

きょうは、料理などのほかのことをいたします。

 

 

 

よき朝を