ご訪問くださり、ありがとう存じます。
 

大根おろしを拵えました。

 

 

こんな具合になりました。

 

なんの変哲もない[大根おろし]ですが

葱を刻み入れて粉山椒を混ぜてあります。

 

まずはそのままひと口ふくむと

言葉にならない嘆声がもれました。

 

甘いの!!

葱が香って、山椒の風味もほのかにあってね。

 

これはこれは

これだけで、酒肴になりそうやし

 

惜しみおしみいただきました。

 

ほんと、惜しみおしみでね

このままいただき切ってもよかってんけど

 

せっかくなので、半分ほどいただいたところで

「鎌田の低塩だし醤油」をちらりと垂らしてみたら

 

醤油の旨みも合わさって

また美味しい品となりました。

 

みずみずしさと爽やかさが味わえる品となりました。

 

では、作り方をご紹介いたします……

……なんていうほどのモンやないわねえ

 

アタマにちかい大根をおろしてね

水気を切るの、ふんわりと。

 

そうしたら

細かく刻んだ細葱を混ぜ

 

山椒の粉を混ぜて

うつわによそっていただいたの。

 

大根がね、中途半端に余ったのよ。炊くには少なすぎるし、おろすより他にはないくらいの量が。でね、録画しておいた「365日の献立日記」をみていたら、[ねぎま鍋]の薬味に蕪をおろして刻み葱と粉山椒を混ぜたのを作ってはったのね。ふうん、これは美味しそう……大根おろしでやってみたらどないやろ と、好奇心が湧き、ちょうど手元に残っていた大根があったので拵えてみました。

 

「365日の献立日記」でも薬味としての扱いやったし、大根おろしで一品主張できるとはとくに期待してなかったの。チーズ入り卵焼きもこのとき拵えていたので、箸休めの役目を果たしてくれればいいか と。見誤っていたわねえ。立派にひと品となる美味しさでした。

 

そう、大根の力量を見誤っておりました。ただおろしただけの大根がこんなに美味しいとは!! 嬉しい誤算というか、嬉しい発見でしたワ。だし醤油をかけるのがもったいないくらい美味しく感じられたの。葱と粉山椒を混ぜてあるとはいえど、味付けなにもしてないといっていいような大根おろしが、それだけで美味しいのよ。特別な大根でもない、ごく普通にスーパーマーケットで手に入る大根が、よ。それも、中途半端につかい残してしまって、野田琺瑯のホワイトシリーズの保存容器で数日保存されていた大根が、ねえ

 

美味しかったのは、大根のアタマに近い部分をつかったからやと存じます。これが根っこに近い部分やったら、辛くてたまらへんかったでしょうねえ。

 

そう、美味しかったのは、水気をふんわりと切ったからもあるかもしれません。「ふんわりと」とは、どうやって と? うつわに大根おろしが入っているとするでしょう。そうしたら大根おろしがこぼれださないよう軽く「便利はけ」を添えて、うつわを傾けて大根おろしの水分を切るの。しぼらなかったのよね。時間は少しかかりましたが。面倒な方は、ざるに大根おろしをあけて、自重で切れるのを待つのもいいかもしれません。それやと手が放せるよってに、ほかの作業ができますしね

 

「便利はけ」とは、こんなです。

 

 

おろし金に残ったものを集めるのにちょうどいい道具です。百貨店で売っているかと。和食を拵えるにはあったほうがいい道具ですね。それほど高くもないし。わたくしの「便利はけ」歯が一本抜けちゃったのよね。買い換えようかしらん

 

細葱もね、このときのは冷凍してあったものなの。あてどなく刻んで保存容器に入れて、上にキッチンタオルをかぶせて蓋をして、冷凍庫で上下をひっくり返して余分な水分をキッチンタオルが吸い取るようにして冷凍保存しておいたものなのね(そうするとぱらぱらと冷凍できるそうです)。それを適量まな板の上にとりだして、細かく刻んだだけなのよ。冷凍なのにちゃんと香りがあってね、びっくりするくらい美味しくできました。

 

粉山椒は、このとき封を切ったの。で、大根おろしにふると、よう香るのよ。なので敢えて控えめにしてみました。それがよかったのかもしれません。薬味とするなら粉山椒が効いているほうが美味しかったでしょうが、単品としていただくには「香っているかな?」というくらい、隠し味の扱いがちょうどいい役割を果たしたようです。でももうちょっと効いていてもよかったかもかも

 

 


大阪は

けさも静か


きょうはいち日お天気で

最高気温は五度℃を越え


風はあまりない とか


ウチで過ごします。 

散歩できれば と




よき朝を