ご訪問くださり、ありがとう存じます。

多くの方は、生姜を保存するとき
使途によっておろしたり刻んだりして

一回分に小分けして
冷凍保存されているか と、存じます。

わたくしは
早逝なさった料理研究家 林弘子さんに倣いまして

生姜を、買ってきたままの状態で(袋から出しましてよ、もちろん)
酢を張った保存容器(野田ほうろうのホワイトシリーズのスクエアSを使うております)にどぼんと入れまして

冷蔵保存しております。

いわば、生姜の酢漬けですが
酢は表面に少ししみるくらいで

どちらも変質しませんし
生姜も最後までつかい切れます。  

酢漬けとは申しましたが
きちんと生姜の香りがいたしましてよ。

冷蔵保存しているうちに
酢が少しずつ減ってきますが

そのときは、遠慮なく
あたらしく酢を足せばいいのね。

わたくし、このやり方で
一年以上、酢を注ぎ足しつぎたししながら

生姜を幾つも保存し、つかい切ってきました。

その都度、好きなだけ生姜がつかえますよってに
面倒なことは、なるべく避けたい

わたくしのようなものにとっては
なかなかいい方法です。



そして、生姜やニンニクなど
いわゆる薬味をおろすのには

こんな道具を使うております。



左のは、いわゆる「薬味おろし」
小さなおろし金です。

中程がすぼまっておりますでしょう。
ここが、握るのにちょうどよくてね

力を入れておろしても
しっかり握ればぐらぐらしません。
(わたくし、薬味をおろすときは
おろし金をカラダに引きつけておろしております)

そして、先がお匙のように
丸くなっておりますよってに

おろしたものを、うつわにうつすとき
外にこぼれたりしにくいの。 

そして、末広がりの部分は
ぐるりと弧を描いておりまして

自立するようになってます。

お気に入りの道具でして
もう十年以上つかっております。

右のは、なんて呼ぶのかしらん?
「市原平兵衛商店」では「比叡おろし」と名づけてはりますが

おろした薬味を集めるための
竹製の小さな道具です。

通販サイト「プロキッチン」では
「べんりはけ」と呼んではりますね。 

これは随分便利です。

おろしたものは、どうしても
おろし金に残りますが

それを、これで
かき集める というか、掃き集めるのね。

手間がかなり省けましてよ。

竹製のものですので
まず濡らしてからつかうと

傷みがかなりちがいます。

(ちなみに、わたくしは菜箸もまず濡らしてからつかっております)

これは、市原サンまでゆかなくても
百貨店や日本料理の道具を扱うお店で入手できます。

おろし金の売り場の近くにあることが多いようです。

左のおろし金は
いま、どこで入手できるか

残念ながら、存じません。

「オークス」という
台所用品のブランドで

お匙型の
同じくらいの大きさの

おろし金があるようです。
(こちらも便利そうやし……買い換えようかしらん……)

興味がおわきになったなら
いちどお調べあそばせ



いやはや
どうぞ、よきお暮らしを